パチンコは本当に終わりなのか その可能性を考える

コラム
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スロットには規制が入り、パチンコも釘の話やイベントなどについて、警察の監視の目が厳しくなっている昨今。
現状では決して未来が明るい業界とは思えないが、その実どうなのだろうか?
パチンコ業界にまだ未来はあるのか、それとも本当に終わるのか。

エンドユーザーとは言え、少しは気にしても良い話だろう。

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パチンコは終わりと言われる大きな要因

あなたは「レジャー白書」というものをご存知だろうか?
これは公益財団法人である日本生産性本部が出している「余暇の過ごし方」について調査したものだ。

で、2017年のパチンコ参加人口は前年から比べて40万人も減少して900万人らしい。
過去最低を2年連続で更新しているという、なんとも悲惨な状況になっている。

さらに、パチンコ店の店舗数に関しても最盛期の約半分、9454店舗まで減っている。
それに伴って市場規模も19兆5400億円で、前年と比べて8780億ほど減っている。

なにからなにまで、見事に衰退しているように感じられる数字が並ぶ。
その実、最盛期よりも各種数値が減少しているのだから、衰退といっても過言ではないだろう。

これらの情報を見れば、まともに数字が読める人間なら誰しもが「パチンコ終わったな」と判断しても仕方ない。

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数字の本質を考えてみる

レジャー白書はその信ぴょう性が常に疑問視されている。

これはパチンコではなく、ゴルフの話だが。

コースでゴルフ 3割減 レジャー白書から見えるもの 

日経新聞に書かれているこの記事の通り、レジャー白書の調べ方やいわゆるそれのファンの定義の仕方には昔から疑問の声があった。
詳しいことは忘れてしまって申し訳ないが、パチンコ業界に関しても、ファンの定義や調べ方でその数値は大きく変わってしまう。

データを取り扱っているのに、その基になる指標が絶対ではないのだ。

嘘八百を並べているというわけでもないし、パチンコ業界の遊技人口が減っているのは紛れもない事実。
そのことは真摯に受け止めて改善すべきではある。

ちなみに、多くのホール関係者(運営者)はこのレジャー白書の数字を結構重く受け止め、厳然たる事実として受け止めている。
少しは疑えば良いものなのだが・・・。

概ね合ってはいるであろうと推測される、このレジャー白書の数値。
この数値についてそれぞれ考えてみる。

パチンコ遊技人口

40万人の減少。
この数字だけを額面通りに受け止めれば、そのインパクトは絶大。
だが少し考えてみてほしい。

老人が多いパチンコ業界は、必然的に参加人口が減りやすい

ということに気づくのではないだろうか?

ご存知の通り、日本は「超少子高齢化社会」だ。
そしてパチンコは風営法に則して営業しているため、18歳以下の遊技はできない。

いくら元気な老人が多いとは言え、パチンコは案外体力を必要とするものだ。
パチンコが嫌いだから離れたわけではなく、病気や体調不良、果てはお亡くなりなどの「物理的な問題」で遊技人口の多い層が抜けていく。

新しい層はパチンコの好き嫌いに関わらず、そもそも分母がどんどん少なくなっている。

これらのことを総合して考えれば、「パチンコがダメだから遊技人口が減っている」と簡単に一括りにするのは少々乱暴にも思える。

パチンコ店の店舗減少

これはもっと簡単な話。
なにもパチンコ業界に限った話ではなく、延々と業界が成長し、店舗数などが増え続ける業界などあるわけがない。
どんな業界であっても、必ず落ち目を迎えるし、そうして時には力のないものがその業界を去っていく。

至極当然の経済活動の一環、自然淘汰だ。

単純に人口あたりのパチンコ店の店舗数が多すぎただけのこと。
最盛期の半分といえば、「パチンコ終わった」と捉えるのも分からなくはないが、数字のマジックが働いている部分もあると考えてほしい。

市場規模の縮小

これについては、そもそもレジャー白書の数値が誤解を招きかねない。
レジャー白書の数字はあくまでも「売り上げ」であり、「客への戻し」が一切考慮されていない。
宝くじなどに比べて、圧倒的に客への戻しが多いパチンコ業界。
業界の総粗利は3兆円を切っている。

3兆でもドデカイ金額に感じるが、先の約20兆に比べれば、その数字は約1/7だ。
昔から30兆産業だなんだと騒いできた業界だが、その実はそこまで大きな業界ではない。

見栄っ張りが多い業界だからこそ、この数字が独り歩きしてきた。

で、3兆はあくまでも粗利だ。
ここから諸経費を差っ引けば、本来の利益はそこまででないことは容易に想像できるだろう。

誤解を招く数字を訂正してアナウンスしない業界はどうかと思う。

市場規模の縮小は現実だが、数字があまりに大きくなっていることには常に違和感を感じる。
カジノ関係の話でも、この20兆という数字が使われることが多いが、カジノ側の数字もきちんと粗利で出して比べてほしい。

ちなみに、粗利が3兆で遊技人口900万だとすると、1人あたり年間で約33万負けている。
一か月あたり、約2万8千円ぐらいだ。
あなたは平均より勝っている?負けている?
もし、収支をつけていないなら、つけることを強くオススメする。

パチンコの収支だってどうしたら良いか知りたいだろ?

スロットの収支のつけかた 押さえるポイントは大きく2つ

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まとめ

なんやかんや書いたが、理由はどうあれパチンコ参加人口が減っているのは事実だ。
メーカーはもっとユーザー目線に立って、本当におもしろい台とは何かを真剣に模索する必要があるし、業界の上層部はカジノとの折り合いを上手くつける必要がある。

個人的には業界の衰退を加速させているのは「1パチ」と「一物一価」だと思う。
是非とも見直してほしいが、難しいだろうな一物一価を戻すのは。

これを機に、常にアキレス腱となってきた換金問題をクリーンにできればベストだが、それは期待薄だろう。
換金問題に関しては以下の記事を読んでもらいたい。

パチンコの換金。偉そうに批判するならこの程度のことは知っているよね?

断っておくと、私は別にパチンコ業界がどうなろうが知ったことではない。
ブログのネタが無くなるのは少し困るが、それだけだ。

どうあれ、問題が山積していることに変わりはない。
だが、現状であれば「パチンコ終わった」とは言えない。
6号機次第では、また光明が見えないとも限らない。

パチンコ終わったとアナウンスするのは一向に構わないが、公表された数字に踊らされて自分の頭で考えないバカには気をつけてほしい。
このサイトを読んでいる聡明な人には必要ない忠告だと思うが。

パチンコ終わったと本当になるのは「換金が完全に禁止されたら」だろう。
少しの抜け道もなく、換金が完全にアウトになれば、その時は本当に終わってしまう可能性は高い。

パチンコの始祖である正村氏の心意気で業界の人間が商売すれば・・・。

・・・無理だな。

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パチプロ徒然草
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