2018年も終わりですね。
今年も少なくなったとはいえ、そこそこの数の新台がホールに導入されました。
どんな台がホールに貢献したのか、そこから見えてくるメーカーとユーザーのズレなどについて書いていこうと思います。
2018年 貢献したパチンコ台
貢献と一言に言っても色々とあると思いますが、結局は「稼働率」で考えるのが一番ではないでしょうか。
そう考えた時、どんな機種が頭に思い浮かぶでしょうか?
北斗無双は今年もホールの看板でした。
ただ、2018年の機種でもないですし、旧基準機ですから同列で考えるのも違う気がします。
シンフォギア、海。
この辺りも稼働しました。
以下のリンクで紹介している「勝てるパチンコ」でも、これらの機種は紹介しています。
そのことからもホール、ユーザー共に大事にしている機種と言えます。
ここまではある意味想定内。
ビックリなのはこの機種でした。
冬ソナ リメンバー。
実はこの機種が2018年に出た機種では一番ホール貢献度が高い台でした。
メーカーのこだわりはズレている
北斗無双2や牙狼~タスクオブゴッド~を筆頭にした、「2400発」の当たりをメインに据えた機種は、軒並み良くありませんでした。
これらの機種のダメさ加減は以下のリンクからどうぞ。
ホールによる違いは当然ありますが、これはある意味で当然の結果だと思います。
私は2400発がメインの台は嫌いです。
2400発の当たりを搭載してしまうだけで、今の規制を通すにはゲーム性に無理が生じます。
無駄な演出を今まで以上に長く、多く搭載して1回転に時間を掛けたり、確変中の確率を異常に悪くしてテンポを大きく崩してしまったり。
無理して旧マックス機のような荒さを推しているから良くないのです。
その経緯には思うところもありますが、どうあれ規制が変わってしまったことはどうしようもない事です。
だからこそ、その基準内でいかにストレスなくユーザーが遊ぶことが出来るかを考える必要があるのですが、多くのメーカーでここがズレています。
冬ソナリメンバーの稼働の理由はここにあると思います。
演出自体は前の冬ソナとほぼ同じ。
そもそも、冬ソナって今更なタイアップ。
本来であればこんな機種が稼働するはずはないのですが、先述のズレた機種、遊びにくい機種が目白押しのホールの中にあって、いわば「普通」であったことで稼働を勝ち取ったのだと思います。
スペックも普通、小当たりラッシュなどもなし。
当たれば必ず1300個ぐらいは出玉が取れる安心感。
メーカーは2400発の変なこだわりをいい加減に捨てるべきです。
それをユーザーは必ずしも望んでいないことは明白なのですから。
まとめ
冬ソナリメンバーが稼働が良かったとは正直信じられませんでしたが、よくよく気にしてみると確かに地味にですがちゃんと動いていることが多いように思います。
2019年は確変継続率65%上限が撤廃されたことに対応した機種が出てくるでしょう。
とは言え、総量規制は緩くなってはいませんから、いかにすれば無理のないスペックの台を作れるかをメーカーはしっかりと考えるべきです。
自分たちのこだわりは必ずしもユーザーのニーズに合致しているとは限りません。
むしろ合致しないことの方が多いと思っておくことが大事。
2019年は勝てる隙のある台、そこまでいかずともせめて遊びやすい、多くの人に楽しんでもらえる機種が1台でも多く作られることを願います。