ライトミドルの中でも一撃性に優れた台はいくつかあります。
当然、そうした台はリスクリターンの関係上「荒い」のが常です。
009のライトミドルは打てる状況があるなら「最強のライトミドル」と言えます。
昔の機種ですから、設置も減っていますし壊れたら復活も出来ません。
この激荒ライトミドルがある内に、一撃3万発を目指しませんか?
最近の基準で作られた台の釘が軒並み良いのなら別ですが、夢も希望もない上に釘まで悪くてはやってられません。
せめて一撃の夢ぐらいは持てる機種を打ちましょう。
言うほど夢でもありませんしね。
009 ライトミドルの基本スペック
通常時:1/216
確変中:1/45
ヘソの戻しは3個、電チューは2個。
アタッカーが13個でカウントは10カウントです。
1ラウンドあたりの実質出玉は約120個。
俗に言う「時短突破型の元祖」ぐらいの台です。
ヘソ当たりは0.5%で直撃ラッシュですが、後は全て7ラウンド。
7ラウンドでの実質出玉は約840個です。
直撃以外は「時短100回」で、その間に1/216を引ければラッシュ(ST)突入。
約37%ですから、3回に1回程度でラッシュに突入する計算ですね。
最悪でも1/216を当てれば840個と時短100回付くと思えば、最近の台と比べればかなりマシです。(基準が違うので比べるのも違いますが)
こうしてみると、実質的には旧MAXと遜色ない荒さです。
ただ、この狭き門を抜ければ当然、その見返りも期待出来ます。
ST(加速ラッシュ)の継続率は約89%。
ラウンドも最低の3ラウンドばかりではありません。
電チューでの当たり割合(出玉は実質出玉)
ラウンド数 | 出玉数 | 割合 |
3ラウンド確変 | 約360個 | 50% |
4ラウンド確変 | 約480個 | 7.5% |
5ラウンド確変 | 約600個 | 5% |
6ラウンド確変 | 約720個 | 5% |
7ラウンド確変 | 約840個 | 5% |
8ラウンド確変 | 約960個 | 7.5% |
9ラウンド確変 | 約1080個 | 2.5% |
10ラウンド確変 | 約1200個 | 3.5% |
11ラウンド確変 | 約1320個 | 1.5% |
12ラウンド確変 | 約1440個 | 1.5% |
13ラウンド確変 | 約1560個 | 1.5% |
14ラウンド確変 | 約1680個 | 1.5% |
15ラウンド確変 | 約1800個 | 0.5% |
16ラウンド確変 | 約1920個 | 7.5% |
・・・細かい、長い、多い。メンドクサイ。
ともあれ、50%の3ラウンドでも360個とそれなりの玉が出ます。
16ラウンドも実際に打ってみると引ける感覚です。
それは基本連荘率が高く、試行回数が多いから当然のことではありますが。
なんにしろ、こうした高継続率の台にありがちな「ほとんど2~300個」みたいな割合ではありません。
良い方の50%に偏り、それなりに16なども引けると演出も相まって、まさに出玉が加速していきます。
ボーダーは等価で18個ちょい。
3個戻しの平均的なボーダーです。
荒くてそれほどボーダーが甘くないということは、機械的には甘い部類ではありません。
これは甘デジの009も同様ですね。
技術介入部分
左の釘は少々特殊です。
ヨリ釘の代わりのプラスチックのルートへの入り口はチェックしましょう。
ヘソは広いに越したことはありません。
ステージが強い台もあるので、ワープも抜ける方が良く、無視は出来ません。
甘デジの009と同様に、右の釘が生きていれば止め打ちで出玉を増すことが可能。
演出は速いですが、連荘率が高いので電サポ滞在時間も長くなります。
そのため、右の調整で天国と地獄ほどの違いが生まれます。
玉が減る調整だとかなりシンドイです。
100回のSTどころか、70回転ぐらいで上皿が消滅することも。
逆に釘が生きていて止め打ちが効けば、100回転で1~200個程度増やせます。
もう少し増やせることもありますが、私の平均はこれぐらいです。
しかし、1回転あたり1個でも増えれば、その電サポ滞在回数の多さで結構な差が付きます。
1回の加速ラッシュ(連荘終了)までに1000回転ぐらい消化することはザラです。
1000個違えば4000円、2000個なら8000円。
これだけで日当が出てしまいますね。
止め打ちの手順は難しくはないですが忙しく、結構疲れます。
電チューは4回ワンセットの開放で、そこそこ高速で動きます。
またチューリップ型ではなく、ベロ型なので釘以外にネカセなどでも拾いに違いが出ます。
老朽化のせいもあるでしょうが、ベロの拾いの良し悪しに個体差も見られるので、釘が悪くなくても思うように増えない場合もあります。
1回目のベロ開放で打ち出しを止めて、2回目の開放で打ち出すぐらいで良いと思いますが、釘の具合によってベロまでの到達時間も変わるので、台ごとに調整する必要があります。
とは言え、開放のリズムは一定なので、しっかりと見ながらタイミングを掴むようにすれば出来るようになります。
捻り打ちも忘れずに
009の払い出しは13個とそれなりに多めです。
アタッカーの形状も他に邪魔するものが無いので捻りが効きます。
理想は成功率50%程度欲しいですが、30%ぐらいでも十分にボーダーを下げられます。
また、Vアタッカーは非常にオーバー入賞しやすいので、ここのオーバー入賞率は釘にもよりますが最低でも70%ぐらいまでは頑張りましょう。

演出面
通常時は楽しくないです。
特にライトミドルの009はかなり煽りがヒドく、嫌気が差してきます。
時短中はもっとヒドいです。
少々アツそうな演出が出たぐらいではビクともしないので、気にしないようにしましょう。
基本的に数字が揃った時だけ「あ、当たってたんだね」と思うぐらいが丁度良いです。
ただ、加速ラッシュは面白いです。
赤保留も平気で外れますが、基本的にテンポが非常に良く正に「加速」の名に相応しい仕上がりと言えるでしょう。
ダンバインやヤマト同様、爽快感がしっかりと感じられます。
一度30連とかすると病みつきになってしまうかも知れません。
まぁ、それを相殺するほど通常と時短がアレですけど。
まとめ
高継続で一撃の爆発力は申し分なし。
技術介入も結構効果が高く、フルで行えばボーダーを16ぐらいにしても大丈夫です。
と言っても16の台を好んで打ちましょうという事ではないですよ。
とりあえず初当たり1回。
そんな感じで打つのにも適しています。
加速ラッシュの爽快感(スピード感)と爆発力が全ての台ですが、その部分が009の加速装置とリンクして、コンセプトがはっきりしている良台だと言えます。
荒さと爆発力なら、ライトミドルの009を。
適度な爆発力と安定感が欲しいなら甘デジの009を。
どうあれ、このタイプの009は勝てるスキもあり、一撃もありST中も面白い。
現役稼働の台ではトップクラスにオススメの台です。
・・・通常時と時短はゴミですが。