パチプロになる前は、パチンコ屋でバイトをしたり、パチンコメーカーで働いたりしていました。
そんなパチンコ業界にどっぷり関わって生きてきた私がパチンコバイトは
「きついのか?」
について書いていきます。
パチンコバイトってどうなんだろ?
と思っているアナタは、最後までぜひ読んでみてください。
パチンコバイトはきついのか?
パチンコバイトは10年前はキツイ部分も結構ありました。
どういった部分がきつかったか、具体的に見てみましょう。
あくまでも10年前の話で、今ではかなり改善されていますが、設備が古いホールではまだあることですから、一応書いておきます。
玉運び・メダル運び
現在、一般的なパチンコ店で使われているドル箱(玉を入れる箱)は、大体1箱に1,500~1,800発前後の玉が入ります。
パチンコ玉は5.5グラムですからマックスで約10キロぐらいになります。
女性には少し厳しい重さかも知れません。
男性であっても、1箱動かして終わり。
ではないですから、数をこなすとそれなりにきつくなります。
当たった場合や玉が無くなった場合などに、お客の座っている状態からドル箱の上げ下げをしなければならないので、普通に10キロを持つよりもきついでしょう。
混雑状況によっては、とても変な体制(体をひねった状態)で、しっかりと踏ん張ることができず、体に負担が掛かることも。
また、当たり出玉を計数機に流す時、1~3箱のように常に少数であれば良いのですが、時には20~30箱という量を床の高さから腰の高さぐらいまで持ち上げることもあります。
腰で持たずに、膝をしっかりと使ってやらないと、腰を痛めてしまうので気を付けましょう。
メダルの場合、台が空になった場合はジョッキにメダルを入れて台に補給します。
この時のジョッキ1杯は5キロとかその程度ですから、それ程きつくはありません。
問題なのは、洗浄機に入れるときです。
メダルは洗浄して使うのですが、その洗浄機に入れる時に場合によっては大量にまとめて投入することもあります。
1つのキャリーの様なデカい箱に入れていたメダルを、一気に洗浄機に入れる時は、このキャリーを持ち上げることになります。
これがメチャクチャ重いです。
4~50キロ程度になることもあります。
引っ越し業者などの経験者から言えば大したことないでしょうが、力仕事の経験が多くない場合は持ち上げることもできないかも知れません。
貧弱ボーイだった私は、ジョッキで小分けにして、20キロぐらいになったら持ち上げるようにしていました。
腰を痛めたくなかったですしね。
立ちっぱなし
基本的に、パチンコ屋でバイトする場合は立ちっぱなしです。
休憩の時以外で座ることはまずありません。(あくまでバイトは)
他にも立ちっぱなしの仕事は沢山ありますから、特別パチンコバイトがきついという話でもないのですが、慣れるまでは少々我慢が必要です。
臭い(タバコ)
10年前のパチンコ店は、空気清浄の設備があまり良くない店も結構ありました。
さらに、最近よりも喫煙率が高く、アイコスのようなものも無かったので、結構タバコの臭いや煙が充満していました。
私は喫煙者ではありませんが、周囲に喫煙者が多い環境だったので、タバコは比較的平気でしたが、苦手な人や嫌煙家の人には少々きつい環境でしょう。
新台入れ替え
これのきつさはその店舗毎に結構違います。
遅番が業者と一緒に全て行う店もあれば、入れ替え前日を店休日として、早番・遅番関係なくやるなど。
10年前でパチンコ台1台が30~40キロ、最近の台で重いものであれば50キロを超えます。
玉運び同様、1台のみの入れ替えとういうのは稀です、下手すると100台入れ替えなんてことも大型店ではあります。
さすがに業者の人も手伝ってくれますが(基本的には)。
新台入れ替えで腰を痛めるという事例は少なくないので、しっかりと膝のクッションを使って腰に負担を掛けないように、落ち着いて行いましょう。
深夜にやるとテンションがおかしな方向に行って、楽しいこともあるのですが、やっぱり重い。
接客
タバコと一緒で、最近は10年前やそれ以前に比べれば大分お客も大人しい人が増えてきたように思います。
ですが、やっぱり面倒な客というのは一定数存在します。
まぁ、でもこれもパチンコバイトに限った話ではないですからね。
接客業をするのであれば、どうしても避けては通れないきつい部分です。
後、店舗によってはガッツリとマニュアルがあったり、常に気持ちの悪い作り笑顔を強制させられる場合もあるので、その点はバイトを始める前に確認した方が良いです。
実際にパチンコ店に行ってみて、店員が常に作り笑顔で、すれ違う度にイチイチお辞儀をしてくるような店舗は個人的には嫌いです。
そういうのが大丈夫な人は気にしないで良いでしょうし、裏を返せばマニュアルがしっかりしているということですから、マニュアル仕事が好きな人にはむしろそういうパチンコ店の方がオススメです。
騒音
パチンコ店に入ったことのある人なら分かるでしょうが、店内の騒音はなかなか凄いです。
客として打ちに行くのであれば、耳栓やノイズキャンセラー付きのイヤホンなどで防げますが、バイト中はそうはいきません。
さらに、両耳でバランスよくダメージを受けるならまだしも、片耳にはインカムを付けているので、バランス悪くダメージを受けます。
1日ごとにインカムを着ける耳を交代するなどの工夫が必要です。
パチンコバイトのメリット
ここまではパチンコバイトのきついと感じる(人によっては)部分を書いてきました。
では、ここからはメリットに関して書いていきます。
友達ができやすい
例えばコンビニでバイトする場合、共通の話題がある人とシフトが同じになることはそれほど多くないですよね。
どんなバイト先でも、時間が経てばそれなりに仲良くなれますが、最初の一歩のきっかけになる部分が簡単な可能性が高いのがパチンコバイトだと思います。
わざわざ、パチンコ店でバイトしようとする人は「少しはパチンコに興味がある」可能性が高いです。
パチンコ店も「専門店」ですから専門店でバイトしようと思う人が、その分野に全く興味がないという場合は少ないでしょう。
コミュニケーションを取るための最初の一歩となる共通の話題が、恐らくパチンコの話をしておけば大丈夫というのは、結構な安心感ではないでしょうか?
当然、興味がないと働けないというわけではありませんから、心配しないでくださいね。
時給が高い
東京などの都市圏であればそれほどでもないかもですが、田舎においては現在でもパチンコバイトはかなりの高時給です。
専門的な知識や資格がなくて、時給1,100~1,500円程度貰えるバイトは、ナイトワーク以外ではそれほど数はありません。
肉体労働の部分もありますが、パチンコ店の中は冷暖房完備ですから外で行う肉体労働に比べればかなりマシです。
融通が色々利きやすい
パチンコバイトは実は今ではかなり色々と融通の利くバイトです。
店舗の直接雇用であればそうでない場合もありますが、派遣としての場合は給料を日払いや週払いで貰うことができることも少なくありません。
これって金欠の場合とか、学生の時には結構嬉しいですよね。
シフトに関しても結構融通が利く店舗が多いです。
寮が完備されている店舗もあります。
昔は確かにあまり良い職場ではなかったパチンコ店ですが、今ではかなり環境が良くなっている上に、昔の融通が利いていた部分はそのまま、むしろ良くなっています。
パチンコバイトのきつい部分はかなり減っている
さて、先に書いてきたパチンコバイトのきついところ。
あくまでも10年前の話で、実は今ではかなり改善されています。
改善されていることその1 力仕事
玉箱を使用しているパチンコ店はまだあります。
これは、その方がお店の雰囲気が良くなったりするためで、きちんと理由があってそうしている場合がほとんどです。
ですが、最近では「パーソナルシステム」という設備を導入しているパチンコ店が増えています。
これはパチンコ玉が各台とその後ろのレールだけで循環し、「ドル箱を使わないで遊技」できるシステムです。
ドル箱を使わないということは、その上げ下ろしや運搬作業がないということです。
つまり、通常業務内での力仕事の負担が大幅に減っているということ。
メダルに関しても同様に、各台計数や自動補給などでその作業量は大幅に削減されています。
新台入れ替えに関しては、どうしてもまだまだ人力の部分が多いですが、これは毎日行われるようなものではなく、多くても月に2~3回ですから、それほど心配する必要もありません。
改善されていることその2 健康面
これは昔からそうである部分も含むのですが。
まず、立ちっぱなしの仕事とは言え、基本的にはボーっと突っ立っているわけではなく、常に歩き回っています。
つまりは「ウォーキング」と一緒です。
また、タバコの面に関しても設備がかなり良くなっているので、昔に比べて圧倒的に店内の空気はキレイです。
健康志向の高まりやアイコスなどの普及もあり、喫煙者や煙自体が減っていることも大きな要因の1つです。
パーソナルシステムの店であれば力仕事もありませんから、腰を痛める心配も少ないですし、冷暖房完備の室内でウォーキングをして時給が貰えると考えると、パチンコバイトはおいしいバイトだと思えませんか?
まぁ、接客の部分がありますから完全なウォーキングでは当然ありませんがね。
改善されていることその3 お客の層
ひと昔前は台を殴ったり、パチンコ台の上皿にコーヒーを流し込んだりと色々な人がいました。
本当に色々。(ここでは書けないようなことも)
ですが、最近ではそういった露骨な人はかなり減っています。
接客業ですから、どうしても理不尽なクレームをつけられたり、メンドクサイ客の相手をしなければならない場面はあります。
しかし、その頻度はかなり少なくなっているのです。
バイトををするだけなら、それ程大した問題に遭遇することもないでしょう。
もし困ったことがあっても、社員の人に頼めば変わってもらえますしね。(普通は)
まとめ
何度も書きますが、パチンコバイトは10年前と比べるとかなりその環境は良くなっています。
福利厚生がしっかりとしているパチンコ店も多く、賞与も出るところも珍しくないです。
ネックとなっていた力仕事に関してもパーソナルシステムを導入しているホールを選べば、かなり軽減されます。
人気がない店の方が良いと書いているサイトなどもありますが、一概にそうとは言えません。
パーソナルシステムを導入していると、パチンコバイトにおける通常業務の7割程度はすでに終了しているようなものです。
その上で人気のない店だと、いよいよやることが無くなり、「恐ろしく暇」になります。
適度に暇なら良いですが、あまりにも暇だと時間の進みも遅く感じますし、苦痛に感じてしまうことも。
それが耐えられる人はそれでも良いと思いますが。
なので、私のパチンコバイトを決める上でのチェック項目は以下のようになります。
・パーソナルシステムを導入しているか?
一度バイトしてみたいと思うホールに足を運んでみると良いでしょう。
その店がドル箱を使っていなければ、パーソナルシステムを導入しているということです。
・地域の治安は良いか?
女性は特に気を付けた方が良い項目です。
かなり良くなったとは言え、パチンコ店は少々治安がよろしくない場合もあります。
その地域の通常の治安よりも、少し悪い空間だと思った方が良いので、そもそもの治安が激悪な地域では少し考えて方が良いでしょう。
この2点に気を付けてパチンコバイトをする店舗を検討してみると良いと思います。
後は普通のバイトを決める時と同様に、あなたの基準で選んでください。
台の仕組みとか全然分からないって人でも大丈夫です。
基本的には最初は単純作業だけですし、その内容も本当に簡単です。
コンビニの方がよっぽど覚えることも多く大変です。
徐々に教えてもらって覚えれば大丈夫ですし、本当に覚えることは少ないので不安に思うことは一切ありません。
時給は据え置きなのに環境が劇的に良くなっているパチンコバイト。
バイトとしてはかなりオススメできますよ。
直接店舗雇用も良いですが、シフトや給与の面で融通が利きやすい派遣としてパチンコバイトを始めるのも良いでしょう。
パチンコバイトはどんな人にもオススメ出来ますが、特に大学生には向いています。
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