個人的にはこの慈母スペックじゃなくて、バトルタイプの単純な確変ループで作ってほしいんだよな。
北斗の醍醐味と言うか、北斗らしさはバトルにあるんだから。
ともあれ、実は少々面白い、状況によっては勝つための選択肢に入れても良いかな?
そう思えるシステムが搭載されているのがこの『北斗10 慈母』です。
何が私をそう思わせたのか。
その答えと、基本スペックやボーダー、天井の有無なんかを元プロが解説していきます。
基本スペック
| 大当り確率(通常時) | 約1/79.9 |
| 大当り確率(ST中) | 約1/7.99 |
| ST突入率 | 100% |
| ST回数 | 5回 |
| CHANCE TIME継続率 | 約64%(ST5+時短25+残保留 ) |
| LT(HYPER BATTLE MODE) | ST5+時短166 / 継続率約94% |
| 電サポ | ST5+時短25 / ST5+時短50 / ST5+時短166(LT) |
| 賞球 | 1&5&3&3&1&1&7&10 |
| カウント | 10C |
| 遊タイム | なし |
| コンプリート機能 | あり |
| 導入日 | 2025年6月2日 |
| メーカー | サミー |
ST突入率100%ですが、ヘソ2R(20%)は時短なしのST5回+残保留(継続率約51%)。メインの5R(78.8%)でもST5+時短25(継続率約64%)。
LT(HYPER BATTLE MODE)に入れば94%ループですが、突入はRUSH中10Rの1%の狭き門です。
基本はコツコツと出玉を重ね、ごくまれに訪れるLTを待つ感じ。
なお、この機種はアタッカーが2種類あり、2Rは賞球7個、5R/10Rは賞球10個のアタッカーを使用。そのため1Rあたりの実質出玉がラウンド種別で異なるのでラウンド出玉を計るときはご注意を。
大当り分布
ヘソ(通常時)振り分け
| 種別 | 割合 | 実質出玉 | 電サポ |
|---|---|---|---|
| 10R | 1.2% | 900個 | ST5+時短50+残4 |
| 5R | 78.8% | 450個 | ST5+時短25+残4 |
| 2R | 20% | 120個 | ST5+残4(時短なし) |
- 10R(900個)ST5+時短50 1.2%
- 5R(450個)ST5+時短25 78.8%
- 2R(120個)ST5のみ 20%
初当り出玉のメインは5Rの450個(78.8%)。2R(120個)が20%あり、しかも時短なしでST5回+残保留のみなので継続率は約51%。
2R=ユリアチャージのことです。
10Rの900個は1.2%。
ヘソの場合はLTに突入しないので、悲しい気持ちになるよ。
CHANCE TIME中(電チュー)振り分け
| 種別 | 割合 | 実質出玉 | 電サポ | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 10R | 1.0% | 900個 | ST5+時短166+残4 | LT突入 |
| 10R | 0.2% | 900個 | ST5+時短50+残4 | |
| 5R | 78.8% | 450個 | ST5+時短25+残4 | |
| 2R | 20% | 120個 | ST5+時短25+残4 |
CHANCE TIME中は2Rでも時短25回がつくため、ヘソの2R(時短なし)より継続しやすくなります。
LT突入は10R大当りのうち1%(全体の1.0%)でのみ発生。
0.2%の10Rは通常のST5+時短50です。
せっかく10R引いたのにLTじゃなかったときは「なんじゃこれ」となり、帰りたくなること請け合い。(経験済み)
LT中(HYPER BATTLE MODE)振り分け
| 種別 | 割合 | 実質出玉 | 電サポ |
|---|---|---|---|
| 10R | 1.2% | 900個 | ST5+時短166+残4(LT継続) |
| 5R | 78.8% | 450個 | ST5+時短166+残4(LT継続) |
| 2R | 20% | 120個 | ST5+時短166+残4(LT継続) |
- 10R(900個) 1.2%
- 5R(450個) 78.8%
- 2R(120個) 20%
LT中は全ての大当りでST5+時短166(LT継続)。
ラウンド比率はCHANCE TIME中と同じですが、2Rでも5Rでも時短166回つくため継続率が約94%に跳ね上がります。
ただし、LT抜け後の残保留で引き戻した場合はLTには復帰せず、通常のCHANCE TIMEに戻るはず。これは経験がないので、あくまでも仕組みから考えた仮定の話。
LT中は2R当たりでもユリアチャージとかの表示はされず進行。
連荘性能
| ST5回継続率 | 約48.8% |
| CHANCE TIME継続率(ST5+時短25+残保留) | 約64.4% |
| CHANCE TIME継続率(ST5+時短50+残保留) | 約74.0% |
| LT継続率(ST5+時短166+残保留) | 約94.0% |
| ヘソ2R後の継続率(ST5+残保留のみ) | 約51.3% |
平均連荘・平均TY(初当り基点)
| 項目 | LT除外 | LT込み |
|---|---|---|
| 平均連荘 | 2.7回 | 3.0回 |
| 平均TY | 約1,056個 | 約1,140個 |
LT突入率が1%と低いため、込みと除外の差はTYで約84個、連荘で0.3回です。日常的に打つぶんにはLT除外の数字が体感に近くなります。
平均連荘2.7回・平均TY約1,056個は控えめな数字。
メインの5R(78.8%)でCHANCE TIME継続率が64%、1連あたりの出玉も450個(電サポ減込み約441個)と、爆発力よりも初当りの軽さ(1/79.9)で回転数を稼ぐタイプの機種です。
の割りに、数字以上にハマることが多いのが不思議な話。
ま、しっかりとサンプル取ればそれなりに落ち着くとは思うけど……。
ボーダー
シミュレーション条件
- 持ち玉比率: 60%
- 電サポ中の玉減り: 出玉の2%
- 大当り中のオーバー入賞: なし(0個)
- 実質出玉: 10R=900個(賞球10)、5R=450個(賞球10)、2R=120個(賞球7)
- 捻り打ち: 考慮なし
持ち玉比率や稼働時間も人によるので、より正確な期待時給を計算したい方は『デジハネP北斗の拳 慈母 ボーダー・期待値計算ツール』をご利用ください。

私が作ったもので、別サイトに飛ばされたり詐欺的なもんに案内とかされたり、なんかLINE登録してとかもありませんで、上手いこと利用してください。
今のところ無料で使えますが、代わりに動画広告を見てもらいます。
ボーダー ― LT除外
| 交換率 | ボーダー(千円あたり回転数) |
|---|---|
| 4円(等価) | 18.9 |
| 3.6円(28玉) | 19.8 |
| 3.3円(30玉) | 20.4 |
| 3.0円(33玉) | 21.3 |
| 2.5円(40玉) | 23.5 |
ボーダー ― LT込み
| 交換率 | ボーダー(千円あたり回転数) |
|---|---|
| 4円(等価) | 17.5 |
| 3.6円(28玉) | 18.4 |
| 3.3円(30玉) | 18.9 |
| 3.0円(33玉) | 19.8 |
| 2.5円(40玉) | 21.7 |
1/79.9の甘デジで等価ボーダー18.9(LT除外)は高めです。
初当り出玉が薄く(78.8%が450個、20%が120個)、CHANCE TIME継続率も64%と低いことが原因。
LT込みでも17.5と甘デジとしては普通かちょい辛め水準。
千円あたりの回転数がしっかり回る台を選ぶ必要があります。(当然)
天井狙い目
遊タイム非搭載のため、天井狙いはできません。
打ち方・技術介入・釘のポイント
ゲージ辛め。
というか、ヘソ錯覚が起こりやすいのも相まって、軽く見ただけだと騙される可能性あり。
ステージは強めな台もあるので、癖はチェックしておくべき。
右は無調整ならほとんどこぼれない。
体感は1~2%と言う感じ。
ただ、マイナスにできないゲージではないので、限界までマイナスにすればゴリゴリ削ることも可能ではある。
LT中は消化が高速なので打ちっぱなしで良いけれど、通常時短の時は電チュー保留が1.5個ぐらいになるタイミングで4~5発打ち出すと無駄なく消化可能。
演出発生率はそんなに高くないけど、発生中は打ち出し停止。
サポ抜けの時はタイミングを合わせるとほぼ電チュー保留を1個、完璧にタイミングが合えば2個上乗せ可能。
確率分母が小さいし、電チュー保留は全てに時短が付き、LT抽選もされるので、必ず回転率の上乗せを心がけるべし。
捻り打ちはできるけど、引っ掛ける屋根はないに等しいので、無理に捻ることもない。
普通に打ちっぱなしでも10%ぐらいのオーバーは起こります。
捻るなら、引っ掛けるより「右に飛ぶけど弱めと強い玉」を作る意識をすれば、少しオーバー入賞率は上がるかな。
元プロの評価
ここまで読むと、「別に打つ必要なくない?」と思うでしょう。
確かに、スペック面や釘構成に関してこの機種を選ぶ理由は特段ありません。
わざわざ紹介するのは「通常時の異常な消化速度」にあり。
この機種は通常時、右のゲートに1発玉を通すとモードが変わる。
「超シンプルモード」だったか、このモードにすれば「全ての当たりがノーマルリーチのみ」になります。
しかも、LT3.0+の機構を利用しているからか、ノーマルリーチだけどちゃんと長い時間待たされると言う従来の「なんちゃってモード変更」とは違い、変動時間そのものが短くなるのが特徴。
超シンプルで、ボーダー程度の回転率があれば時間当たり400~500回転も。
回転率が良ければ、もっと回せる可能性もアリ。
この異常な時間効率は、海を軽く凌駕します。
時短中もそこまで長くないし、ST中はそれなり。
LT中は爆速です。
総じて、この機種は「軽い初当たりと高速な消化で積み上げて勝つ」機種。
言い換えれば、通常時にノーマルモードで打つと一切この機種の良い部分が失われるので、勝ちたい人は必ず超シンプル一択。
演出を楽しみたい、遊びたい人は別ですよ。
まとめ
案外、超シンプルモードの時間効率の良さが浸透しきらなかった感がある本機。
逆に言えば、遊びで打つ人がちゃんと定着していて、釘がそこそこならば超シンプルモードにしてぶん回すだけで期待値が出る可能性もあり。
小技も効くは効くので、今まで全く選択肢に入れてなかった人は、一度気にかけて見るのもありではないでしょうかね。
積極的に狙うほどではないけれど、潰しの選択肢としては悪くないと思いますよ。
更新履歴
- 2026年9月17日: 初稿公開

