それは本当に勝てる甘デジか?

コラム
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最近「勝てる甘デジ」というタイトルでの記事が増えてきている気がする。
雑誌が母体のメディア媒体だけでなく、ネット上で記事を量産しているサイトに関しても。

「勝てる甘デジ」というキーワードがSEO的に穴場の1つであったことは事実。
なので、そこに対して色々なメディアが記事を上げてくるのは至極当然だと思う。

あ、SEOってのは「検索順位で上位が取れやすく、ある程度のアクセスが見込めるかどうかの指標の1つ」と思ってください。(本当は違うけど)

で、そんな勝てる甘デジに関して言及している記事が増えてきている中で、本当にそれを現在進行形で読者に対してオススメするの?

って内容(機種)の記事も多く見受けられる気がする。
要するに「アクセス稼ぎだけ考えて、中身がスッカラカン(実際のホール状況が加味されていない)記事」が多いってことです。

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本当に勝てる甘デジか?

あるサイトでは「花の慶次N2-K」が挙げられていた。

確かに爆発力のある甘デジではあるし、右打ち中の技術介入も効いて稼げる甘デジではあった。
しかし、それを2019年の11月に記事としてアップするのはどうだろう。

回顧録的な意味合いも含めた記事であろうから、強く非難することも出来ないけど、読者が求めているのは「今のホールで勝つために選ぶ甘デジはどれですか?」ではないか。

書いている内容も稚拙でぐちゃぐちゃ。
ボーダーの使い方も全く合っていない。

要するに「役に立たない内容」でありながらも、サイト自体が強ければ上位表示されて、読者の人は不利益を被る可能性すらあるということ。

まぁ、情報の取捨選択が出来ない人が不利益を被るのは当然なんですが。

この記事に限らず、「勝つための甘デジ」や「勝てる甘デジ」を謳いながら、本当に大事な技術介入や釘読みのポイントなどに関しては、ほぼノータッチ。

そんな記事がパチンコ・パチスロ関係のサイトでは特に多く見られる気がします。

後、前にも触れたことがありますが「甘ダンバイン」や「ヤマト」の1個戻しの台。
ヤマトは等価でボーダー16ぐらい、ダンバインは18個ぐらいかな。

計算方法なんかでも変わりますが、大体こんな感じ。
等価で16と聞けば甘いように感じるかも知れませんが、ヘソの戻しは1個です。

普通入賞口への入りにもよりますが、1個戻しだからと言って普通入賞口を大きく開ける(プラス)に調整している店は見たことがない。

つまり、ヘソ1個戻しで16個回そうと思えば、ヘソ4個で22個は回るぐらいの釘調整がされている必要があるという事。

要するに、ボーダー回転数が低いからと言って特別甘いわけではない。

ヘソの戻しが同じ個数であればボーダーが低い=甘い機種という図式は成り立ちます。

ここら辺のこともちゃんと説明しないと、数字に疎い人やあまり情報に対して考えない人は鵜呑みにしてしまいます。

中身を見れば、実践経験の乏しい人が書いている、もしくはそもそもレベルの高くない人が記事を書いているんだなと分かります。

パチンコごときでプロを気取るなとも思いますが、お粗末な情報を流していたり、自分のリアルな経験から来ていない情報が垂れ流しにされていると、少々腹も立つわけで。

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基本的に私の実体験、ホールで得た肌感から記事を書いています。

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業界の未確定情報や、各種団体に対する意見・文句はこの限りではないので、冗談半分ぐらいで暇つぶしの読み物にしてください。

当然、私が作っている勝てる甘デジランキングに関しても、地域格差はありますし、それによって全然勝てない甘デジになっている場合もあるでしょう。

しかし、私はそうした旨をしっかりと記載していますし、あらゆる状況を考え、ホールで実際に勝つためにはどこに気を配れば良いかを書いています。

釘読みのポイントや技術介入部分がそれですね。
威張れるものでは無いですが、曲がりなりにも10年以上現場で勝ち続けているプロ(元)の生の意見ですから、一助にはなると思います。

内容の無い、サイトボリュームだけで上位にいるようなサイトの記事に惑わされず、本当に役に立つ情報を選んで活かして欲しいものです。

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