機種自体のスペックとしては特に甘くありませんが、化物語セカンドシーズンの甘デジは立ち回り易い機種ではあります。
理由としては「天井狙いがしやすいから」です。
確変状態が存在せず、いわゆる連荘ゾーンである電サポ状態。
これを抜けた段階で天井までの残りが「約130回」になります。
なので、他の機種に比べてお目にかかる機会は多いでしょう。
今回は、この『化物語セカンドシーズンの甘デジ』の基本スペックから釘のポイント。
私なりの攻め時と止め時などを総合的に紹介していきます。
化物語セカンドシーズンの甘デジ 基本スペック
化物語セカンドシーズンの甘デジは、「時短突破型のSTタイプ」の機種。
ただ、先述の通りいわゆる「確変」は存在しません。
大当たり確率は常に「1/99.9」になっています。
大当たり割合
ラウンド割合はヘソと電チューで異なり、以下の感じ。
ヘソでの当たり
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
10R通常+電サポ115回 | 0.4% | 約1400個 |
3R通常+電サポ36回 | 99.6% | 約270個 |
電チューが以下の感じ
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
10R通常+電サポ115回 | 35% | 約1400個 |
5R通常+電サポ115回 | 33% | 約450個 |
3R通常+電サポ115回 | 32% | 約270個 |
電サポ115回+残保留4(5)個での引き戻し期待度は約69%。
連荘数にすると3.2連ぐらいですね。
そこまで高い連荘率ではありませんが、平均で2,300個ぐらいはゲットできます。
10ラウンドに寄って連チャンすれば爆発力もあるスペックです。
まぁ、逆に3に寄ればキツイくなりますが、それらを合わせての平均なのでね。
各種賞球
各種賞球は以下
入賞口 | 賞球数 |
ヘソ | 1個 |
電チュー | 1個 |
スルー(右ポケット) | 2個 |
普通入賞口 | 1or4個 |
アタッカー(10カウント) | 下10個・上15個 |
10ラウンド時だけ、賞球15個の上アタッカーで消化になります。
後述しますが、ここはオーバー入賞を狙える人は狙った方が良いですね。
普通入賞口に関しては、盤面左に3つ。
左から順に4・4・1になっているはずです。
スルーはポケット型になっており、戻しが2個あります。
ここの調整は出玉にかなり影響するので、必ずチェックしてください。
天井遊タイム
化物語セカンドシーズンの甘デジの肝は、冒頭でも触れた様にこの天井です。
通常確率を250回消化すると、「379回」の時短に突入します。
この間で当たりが引ける可能性は約97.8%。
十分に抜ける可能性はありますが、それでも狙って損はありません。
電チューで引ければそのままラッシュ(時短115回)直行ですからね。
化物語セカンドシーズンの甘デジ ボーダー
ボーダーは出玉(電サポ中の増減)で大きく変わります。
後は交換率と持ち玉比率。
ただ、普通に打つ人が出玉をどの程度まで正確に把握しているか。
これが正直私には分かりません。
なので、計算したボーダーに「こんなもんかな~」ぐらいの想像を加味して、私なりのボーダーラインとして記載しておきますので、あくまでも参考程度で。
本当は1ラウンド毎の出玉を計測してボーダーを出すのが当然なのは分かっていますよ。
初心者の人と、ある程度のレベルの人。
その違いの大きな部分としては以下の点を基準にしています。
・保3止め・ステージ止めをしない
・電サポ中に打ちっ放し
・基本的にヘソのオーバー入賞は0
・電サポ中は可能な限り節約打ち
シミュレーション条件
・8時間は打つ(等価は関係なし)
・持ち玉比率は50%
オーバー入賞に関しては基本的になしで考えます。
初心者レベルのボーダー
3.6円交換:19個
3.3円交換:20個
3.0円交換:21個
2.5円交換:23.5個
上級レベルのボーダー
3.6円交換:18個
3.3円交換:19個
3.0円交換:20個
2.5円交換:22.5個
初心者レベルは電サポ中の玉減り5%程度で計算。
上級者レベルは電サポ中の玉減り0%で計算。
正直、電サポ中の玉減り0%は難しい気もするので、それぞれ0.5~1個ぐらいボーダーを辛めに見積もって考えた方が良いとは思います。
あくまでもプラマイ0のラインなので、平打ちで勝ちたいならこれにプラス2回転ぐらいは必要です。
技術介入と釘のポイント
技術介入に関してはオーバー入賞と電サポ中の止め打ち。
この2つが基本になります。
特に電サポ滞在時間が長くなりやすい機種なので、右の調整は必ずチェックするべきです。
技術介入
特別な技術介入ポイントは特にありません。
電サポ中は減った保留を埋めるだけの節約打ちが基本。
右ポケットの戻しが2個なので、調整が良ければ止め打ちで若干の玉増やしも可能ですが、それはあくまでも理論的にはって話。
現実的には無調整、いやマイナス調整の方が多いと思うので、とにかく節約打ちをして出玉の減りを抑えることを心がけてください。
先述の通り、電サポ滞在が長くなる場合も多い機種です。
全く気にしない人とでは結構な差が生まれる部分なので、必ず実行しましょう。
捻り打ちに関しては難しい部類。
絶対に不可能とは言いませんが、個人的には自然に起こるオーバー入賞で十分かと。
ちゃんと捻っても2個戻しに食われる可能性もあるので、効率が悪いんですよね。
15個戻しの場合は狙っても良いかも知れませんが、私はメンドクサイのでパス。
釘のポイント
左に関してはパッと見は少し変わった形をしていますが、その実はそこまで変なゲージではありません。
見るべきポイントはいつも通り。
釘の見方に関しては基本をまとめた記事があるので、こちらを参照してください。
釘を見る際は盤面に向かって頭突きするようなダサい見方は止めましょう。
店にもマークされますし、実力が足りていないことを自分でアピールしているようなものですから。
左は特筆すべきポイントはありませんが、右の2個戻しポケットは絶対にチェック。
ここのマイナスは出玉を大きく減らす原因になるので、基本は無調整。
パッと見でマイナスが入っていると分かるレベルであれば、ボーダーを+2個ぐらいは足して考えた方が無難でしょう。
立ち回りのポイント
何度も書いていますが、とにかく天井狙いがしやすい。
立ち回り易い機種であると言えます。
当然、時間が経てば拾える確率は下がっていきますが、そもそもの機種の仕様上、それでも拾える確率は他の機種に比べて高いです。
連荘終了時。
残保留まで加味すれば基本は130回転ぐらいで捨てられる可能性が高い。
この場合、等価ボーダーの台を天井狙いした時の期待値は約1,200円。
高くはありませんが、十分に選択肢に入れて良いのではないでしょうか?
今のご時世を考えればね。
アナタが天井狙いで打つ場合。
途中で当たって連荘ゾーンに入らなければ、そこでヤメ。
連荘ゾーンに入って電サポ115回抜けの場合は、次の当たりまで打つ。
これだけを徹底すれば、かなり立ち回り易いと思いますよ。
とは言え、やはり基本は厳しい調整が目立つ本機。
天井狙いに関しても、最低限の回転率や出玉が確保できないなら打つべきじゃありません。
そこら辺に関しては以下の記事を参考に。
天井遊タイム狙いは勝てる。でも、根本を間違えると普通に負ける
パチンコの天井狙いもかなり浸透しているので、今更感もありますが案外抜けている考え方でもあると思います。
まとめ
繰り返しですが、時間が経過すれば拾える頻度が下がるのが天井遊タイム狙いの宿命。
なんですが、こと化物語セカンドシーズンの甘デジに関してはちょっと毛色が違うと感じます。
とにかく、機械の仕様として天井狙いがし易い機種。
途中で当たっても全くのノーチャンスではありませんしね。
平打ちで打つには少々厳しいかな?
とも感じるスペックですが、立ち回りの選択肢として気に掛けて損はないですよ。