2022年1月のパチンコ新台の中でメインの一角であることは間違いない
『真・花の慶次3』
真・花の慶次シリーズは今作で最後らしいですね。
そんな真・花の慶次3の基本スペックやボーダー、釘のポイントに技術介入要素まで網羅的に解説していきます。
ボーダーは、メーカー公表値を基に私が勝手に計算し、色々と考慮した数値。
参考にして損したとかは自己責任でお願いします。
真・花の慶次3 基本スペック
真・花の慶次3はオーソドックスな「V確ST機」です。
特に目新しさはありませんが、その分難しい部分もありません。
通常時確率 | 1/319.68 |
ST中確率 | 1/76.56 |
ST突入率は時短での引き戻し込みで約67.5%。
ST時の連荘期待度は約83.3%です。
大当たり割合
ラウンド割合はヘソと電チューで異なり、以下の感じ。
ヘソでの当たり
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
6R確変(ST135回) | 55% | 約840個 |
6R通常+時短100回 | 45% | 約840個 |
最悪の当たりを引いても約840個+時短100回は良心的。
エヴァ15よりも初当たり部分に関しては優しい感じですね。
電チューが以下の感じ
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
10R確変(ST135回) | 80% | 約1400個 |
2R確変(ST135回) | 20% | 約280個 |
電チューからの当たりに関しては2Rが20%ある分、エヴァ15の方が優秀ですね。
まぁ、結局は大した差にはなりませんから好みの問題。
各種賞球
各種賞球は以下
入賞口 | 賞球数 |
ヘソ | 2個 |
電チュー | 1個 |
普通入賞口 | 2or5個 |
アタッカー(10カウント) | 15個 |
盤面左の普通入賞口。
どれが戻し5個か分かりません。
ホールで見て、一番キツク締められている部分が5個戻しでしょう。
ヘソが2個戻しなので1個戻し程ではありませんが、ここの調整はやはり重要。
スルーはポケット型で戻しが1個。
右打ち時は玉が到達する最終地点にポケットがあり、ここが2個戻しになっています。
後述しますが、この2個戻しは超重要なので必ずチェック。
天井遊タイム
真・花の慶次3は天井ナシ。
まさに傾いたハマリからの通常で財布どころか家計が傾くかも知れんので注意されたし。
真・花の慶次3 のボーダー
打ち方の比較は初心者の人と、ある程度のレベルの人。
その違いの大きな部分として以下の点を基準にしています。
・保3止め・ステージ止めをしない
・電サポ中に打ちっ放し
・基本的にヘソのオーバー入賞は0
・電サポ中は可能な限り節約打ち
シミュレーション条件
・8時間は打つ(等価は関係なし)
・持ち玉比率は50%
技術介入、特に電サポ滞在率が高くなり勝ちな機種なので、その際の電サポ性能によってはボーダーが辛くなる可能性があります。
なので、あくまでも電サポ中にほぼ玉が減らない場合は。
という条件で捉えて参考にしてください。
実際にホール導入されて打ったら、その時に修正をする可能性があります。
初心者レベルのボーダー
3.6円交換:18.5個
3.3円交換:19.5個
3.0円交換:20.5個
2.5円交換:23.5個
上級レベルのボーダー
3.6円交換:17.5個
3.3円交換:18.5個
3.0円交換:19.5個
2.5円交換:21.5個
電サポで思った以上に出玉が減るなら、これにプラス1~2回転ぐらい。
正直、技術介入での差がそこまで付かない感じなので、上級レベルのボーダーは0.5ぐらいプラスで考えた方が無難かも知れません。
いずれにしろ、ヘソ2個戻しでこの数値なら甘め。
技術介入と釘のポイント
実際に半日程度打って、チョロッと当たったのでその経験を基にして、技術介入と釘のポイントを解説していきます。
技術介入
まずは止め打ちから解説。
止め打ち手順
電チュー開放パターンは3種類。
左点灯 ショート→ロング
右点灯 ロング→ショート
両点灯 中間→中間
この3つです。
それぞれに合わせての止め打ちとしては以下の感じ。
左点灯
1回開放目を確認して1拍置いて3個、2開放目を確認して2拍置いて2個
右点灯
1回開放目を確認して2拍置いて2個、2開放目を確認して1拍置いて2個
両点灯
1回開放目を確認して2拍置いて3個、2開放目を確認して1拍置いて2個
文章だと少々分かりづらいかも知れませんし、実際に打つとかなりメンドクサイです。
玉増えするわけじゃありませんし、労力に見合うかは微妙。
基本的にはいつもの省エネ打ち。
減った保留分を単発~2発打ちぐらいで埋めていく感じです。
スルーの状況や電チューの拾い具合によっては電チュー保留が枯れる可能性もありますが、別段問題はないと思います。
捻り打ち
私は捻り打ちなどは正直下手くそです。
それを考慮しても、真・花の慶次3は捻りが効きやすい機種ではありません。
捻りの基本である、玉を引っかけて減速させるための部分がないからです。
最近のニューギン機種で多少は効果がある、
「右にMAXの強さで玉を打ち出して、跳ね返って少し勢いの死んだ玉に、MAXよりも少し弱めの勢いが付いた玉を引っ付ける」
という捻り。
いわゆる(最)強→ちょい強の捻りです。
ですが、正直私レベルでは普通に打った方が良いぐらいの成功率。
一度試してみるのはありだと思います、戻しが15個ですし。
それで上手く決まるようなら(成功率が3割程度)、捻り打ちをするべき。
オーバー入賞がどのみち1~2割程度に収まるなら、自然なオーバー入賞に任せて時間効率を上げた方が良いと思います。
たどたどしい感じでやると、ホールはもとより、周りの人からも怪訝な目を向けられる可能性もありますからね。
捻り打ちよりも、大事なのは台を選ぶ時。
釘ポイントで解説する右の2個戻しポケットの状況見極めの方です。
こっちは打つ前から、分かる人と分からない人で確実に差が出る部分になっていますからね。
釘のポイント
基本的な見るべきポイントはいつも通り。
特別変なゲージ構成にはなっていないと思うので、基本に忠実に。
ヘソの戻しが2個なので、普通入賞口はチェックしましょう。
ヘソと寄りの形だけでボーダー超えてくるなら気にしないでもOKですが。
釘の見方に関しては基本をまとめた記事があるので、こちらを参照してください。
一番大事なのは、右打ち時に玉が到達する最終地点にある2個戻しポケット。
ここの調整が出玉に与える影響はかなり大きいです。
電サポ中に打ちっ放しや簡易的な止め打ちをする人は尚更。
スルー自体もポケットで1個の戻しがありますが、ここは大きく絞められる可能性は低いかと。
あまりに絞めてしまうと電チューが開かなくなり、右打ち中に電チュー保留が途切れる。
そんな悪印象を与えてしまいますからね。
基本的には2個戻しのポケットを絞めて出玉を殺す。
この調整がホールのメインになると思うので、絶対に注意すべきです。
それぞれ、釘の配置自体はオーソドックスなので、見極めは簡単な部類だと思います。
まとめ
比較的甘めのスペックで、ホールとしても稼働が期待できる機種である『真・花の慶次3』。
だからこそ最初からぶっこ抜いてくるホールも少なくないでしょうが、これからもホール経営を続ける法人であれば大事に使う可能性が高いでしょう。
天井もないですし、荒れるタイプであることは間違いありませんが、立ち回りの選択肢から外すことは難しい機種になる可能性が高いと思いますよ。