これを書いている時点で、コロナの緊急事態宣言が一応解除されております。
が、だからといって特効薬、ワクチンが出来なければ安心は出来ませんし、なにより「新型コロナの無かった世界」に戻る事はないわけで。
パチンコ業界もご多分に漏れずピンチなわけですが、まぁ何も昨日今日ピンチになったわけでもなく、徐々に、でも確実に終わりに向かっていた事は事実です。
今回の騒動でその終わりまでの期間が加速度的に短くなったと思われるわけですが、なんでパチンコ業界の終わりが早くなったと言えるか?
ということを書いていこうと思います。
誰でも分かっていることですが、一応確認の意味も込めてということで。
後、パチンコ業界が終わるにしても明日突然無くなるって話ではないですよ。
あくまでも「タイタニック」って話。
パチンコ業界が終わる理由
ここからはいくつかパチンコ業界が終わる理由を、具体的に考えていこうと思います。
遊技人口の減少に歯止めが掛からない
そもそも最近のパチンコ業界は何度も書いている通り斜陽産業なわけでして。
遊技人口も2018年で950万人。
この数字だけみればまだまだ立派なもんですが、ピーク時は3000万人とも言われていたことを考えれば、その下がりっぷりは明白です。
私自身、コロナの騒動が始まってから現時点で3ヵ月近くパチ屋に行っておらず、これから先も行く機会は極端に減るでしょう。
パチンコする程度の金はありますが、勝てない、今まで以上に勝ちにくい状態であることが明白な状況で、わざわざ時間を浪費したいとは思いませんからね。
コロナによってお金の面で苦しいから行きたくても行けない。
そんな人も増えるでしょうから、私のようなパターンと併せてさらなる遊技人口の減少が加速することは確実です。
パチンコ屋は3割稼働でチャラ。
なんて言いますが、これは3割稼働全てが4円、20スロレートである場合。
1パチや5スロなんかで3割稼働じゃ、電気代も出ないでしょう。
稼働がなければお客に還元することは当然不可能。
より低設定、より回らない台が乱立し、さらなる客離れを生むという悪循環が継続、加速していくことになります。
パチンコの遊技人口、これを発表しているのは「公益財団法人日本生産性本部『レジャー白書』」ってやつなんですが、これが相当にザル勘定。
同じ人が一回店を出て、戻ったら2人としてカウントするとか。そんな感じの話も昔はちょろちょろ聞いてました。(今は知らん)
パチンコはなにかにつけてこのレジャー白書を基にした数値で話がされるわけですが、これは相当に危険というか、正確ではないというか。
そもそも正確な規模を国が管轄して把握出来ない。
だって三店方式の問題があるからね。
ついでに書くと、よく「パチンコは20兆産業」と聞きませんか?
昔は30兆産業と言われていましたが。(このことからも斜陽っぷりが分かる)
で、この金額。
これって「市場規模」であって「粗利規模」じゃないんですよ。
市場規模は、単純に私たちが玉やメダルを借りた分がそのまま金額として出てる。
粗利はそこから客に返した分を引いた金額。
この粗利規模で考えると、パチンコ業界は最近だと約3兆4000億ぐらい。
これでもデカいはデカいですが、市場規模の売り上げで比較すれば外食産業よりその規模は小さくなっているわけでして。
市場規模がデカいと給料は安定、高くなりやすい。
なんてな甘言を就活、転職サービスなんかで目にしますが、これは一旦冷静に考える必要がありますよ。
外食もそうですが、平で働いている人の賃金なんて、そう高くないでしょう?
世間の風当たりの悪化
パチンコが三店方式でグレーなのは周知の事実でしょう。
もし、三店方式が良く分からん人は、以下の記事を確認してください。
で、三店方式はそれでなくても世間から黒とされています。
法律上というか、どうあれ国家が合法としているんだから、本来はグレーですらないんですけど。
法治国家なんだから、完全な白。
でも、世間の認識は「黒に限りなく近いグレー」なんですよね。
だから、何か有事の際にはいの一番にパチンコ業界が叩かれる。
法治国家で生きてるんだから、文句があるなら国、もしくは管轄である警察庁に異議申し立て、選挙で議員を選んで、改正法案でも提出すれば良いだけの話。
はっきり言って、感情論で話をしているバカに付ける薬はないわけで。
宗教と一緒で、感情に侵されると盲目になり冷静な判断が一層出来なくなるので仕方のないことではありますが。
なので、今回のことをきっかけに、またパチンコはダメだ!
という議論が再燃しているわけで。
これに引っ付けてカジノがアカン!
みたいなのもこれから声高に叫ばれるのでしょうが、こっちは法案が通ってるので今更変えられないし、目玉政策だから変えられるはずもない。
で、矛先を向ける先がなくなったバカがすることは「よし、パチンコ業界を叩け!」になります。
長くなるとあれなので、単純に言えば「感情論が一層強くなるので、絶対的に叩かれる」ってだけの話です。
とは言え、こうした気運が高まればパチンコに行くこと自体がより後ろめたい、なんなら犯罪行為として世間の目にさらされます。
そうなれば先で書いた遊技人口の減少をまた加速させる要因になり得るわけです。
規制の強化、単純にオモシロくない
メーカー側の立場も考えれば最近の台、特にパチンコは良く出来てると思います。
演出が長いとかありますが、あれも時間稼ぎをしないとダメな部分もあるので、多少は目をつぶる必要もあるでしょう。
ただ、どんなに頑張ったところで、すでにパチンコ・パチスロはユーザーの求めるものを提供できていない。という事実は変わりません。
分かってます。
メーカーも商売ですから、納期であったり様々なしがらみがある中で作っていることは。
現場の人がすごく頑張っていることも知っています。
が、上で決裁権持ってる人がいかんせん無能なのです。
偏差値の高いバカが多い。
パチンコ・パチスロの面白さってのが分かってない。
だって自身で打たないんだもの、分かるわけないじゃん。
パンを作ったことのない人が焼いたパンが美味いわけないじゃない。
まぁ、奇跡的に美味いこともたまにはあるかも知れませんけどね。
後は時間当たりに入る金額がデカすぎる。
1パチでも調整が悪ければ時間当たり3,000円程度は平気。
カラオケが1時間、飲み放題とかもついて100円とかで遊べたり、スマホで課金しなけりゃ延々タダでゲームが出来る時代に、これで客の心が掴めるはずがない。
そもそも、パチンコ・パチスロは出ることが大前提の絶対正義。
昔を懐かしんでゲーセンで300円とかはあっても、日がな一日ゲーセンでパチンコする人がどれほどいるでしょうか?
金のやり取りがあって、それがゲーム性の大元になっていて初めて成立するものなんです。
入る金と返って来る金のバランスがここまで悪くなれば、誰も打たなくなるでしょう。
ゲーム性の大元がグラグラなんだから。
これからどんどん叩かれる
ここまでの理由、それ以外も含めて、これからパチンコ業界はどんどん叩かれます。
そのロジックは簡単で、金の卵を産まなくなった鶏は、警察とそれらにつるむ政治家、官僚という牧場主に〆られて終わり。
自分たちが満足するだけ金を生めば多少擁護することもありますが、そうじゃないなら絞れる内に絞れるだけ絞ってポイ。ってのが火を見るより明らか。
現にコロナ云々の前からその動きは着実に進行していたわけですから。
盾を無くし、カジノのために裸の状態で感情論という宗教に侵された人たちの矢面に立たされるわけですから、持ちこたえるには相当な根性が必要です。
ガンガン叩かれて、白い眼を向けられながら、さらに大切な金を失って・・・。
そんな状況で、アナタはまだパチンコやりますか?
まとまらない、まとめ
何度も書きますが、現行法上は何をどう言おうがパチンコは合法。
誰に何を言われても気にする必要はありません、本来ならね。
ただまぁ、ここまで書いてきたようにパチンコ・パチスロをする人の風当たりは強くなりますし、旗色はどんどん悪くなるでしょう。
それこそタバコと一緒の感じで、徐々に居場所が無くなっていく。
どのみち遅かれ早かれそうなっていたんですが、このコロナの件でそれが加速した。
それ以上に、勝つことが今まで以上に難しくなりますし、見返りと労力が更に釣り合わなくなっていくことは確実です。
合法なことを止めろなんて言いませんが、少し他のことに目を向ける良い機会じゃないでしょうかね?
個人的にオススメなのは「FX・株」。
ギャンブルしたいならこのどちらかが最高にオススメ。
「ま、万枚やで~!!」
って叫んでも、たったの20万ぐらいでしょ、一日打って。
パチンコで最高の展開を一日中やっても30万ぐらいが関の山。
株とかで上手いことやれば20万ぐらい5分で取れる。
まぁ、そのやり方はギャンブル性が高すぎるからオススメはしませんけど。
ギャンブルじゃなく、コツコツやれば普通にお金は増えていきますしね。
公営ギャンブルのように絶対にトータルで勝てない様に出来てないですから。
いわゆる「てら銭」はほぼ0なのでね。
ちなみに公営は競馬以外がてら銭50%。
宝くじも50%って言ってるけど、個人的には実質30%弱だと思ってる。
まぁ、白い目向けられながら勝てないギャンブルを必死こいてやるなんて、時間のムダ以外のなにものでも無いですから、気を付けてくださいね~。
あ、私はパチンコ業界が本当に終わるまでホールに行きますよ。
このブログのネタも補給しなきゃならんですし。
また、遊技者として強くおすすめしないって話で、働く側として、特に学生のバイトなんかの選択肢としては個人的にまだまだ強いと思っています。