パチスロの設定Lとは? 存在理由や注意すべき点など

コラム
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最近はちょいちょい話題に挙がることもある「パチスロの設定L問題」に関して、思っていることを取り留めなく書いていきます。

単なる意見記事なので特別有益な話はありませんが、暇つぶしにでも読んでもらえたら幸いです。

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パチスロの設定Lとは?

知ってる人の方が多いと思いますが、一応パチスロの設定Lとは何か?
これをサラっと解説しておきます。

「そんなん知ってら」

って人は読み飛ばしてください。

パチスロは基本的に設定1が最低で設定6が最高です。
単純に客の勝ちやすさとイコールだと思ってもらえばOK。

機種によっては設定が必ずしも6段階ではない場合や、最高設定が6ではなくHであったりもしますが、1が最低であることは基本的に共通認識でした。

で、件の設定L。
これは今まで常識だった設定1が最低という概念を覆す存在。

要は設定1より大きく客が負けられる出玉設計になっているわけです。

基本的にパチスロは設定1でも約3割程度は客が勝ちます。
勝ち額の大小は別ですがね。

ですが、設定Lに関しては客が勝つ可能性はほぼ0!

座ったが最期の極悪設定が設定Lという存在である。
そう思ってもらえば基本的に問題ありません。

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設定Lはなぜ存在する?

単純に「保通協の試験を通すため」に搭載されたものです。
苦肉の策ってやつ。

保通協の型式試験の適合率が6号機になってから軒並み下がっていました。
6.1や6.2になっても大して変わってないはずです。

で、この型式試験は「1回180万円(今は多少価格が違うかも)」と莫大な費用がかかります。

ほんの少し書類に不備があったり(誤字脱字レベル)しても落とされ、その都度180万という費用をメーカーが保通協に払うわけです。

単純に「保通協という天下り組織と、そこを通しての管理団体や連なる人物への上納金」と言えますが、その辺は長くなるので割愛。

いずれにしろ、そう何度も型式試験に落ちるわけにはいかないんです。
10回持ち込めば開発コストが1,800万も上がることになりますからね。

その金はユーザーから搾り取られるわけですけど。

金の問題だけでなく、単純に販売にこぎつけないと困りますし、様々な予定を組むことが難しくなりますから企業としては由々しき問題。

で、今まで通りに設定1を最低設定として持ち込むことに疑問を持った天才が現れます。

「あれ? 設定1を最低にしなければ型式試験の突破って簡単になるんじゃね?」

とね。
いつの時代も開発で頭捻ってる人間の発想は素晴らしい。

人の褌で飯を食うしか能がない保通や警察などのカス共とは比べ物になりません。

そんなこんなで設定Lを作り、少しでも型式試験を通りやすくしたわけです。
メーカーの工夫の跡であり、本来はそこまで嫌悪される存在でもないって話。

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設定Lの出玉率と見抜き方

苦肉の策で搭載された設定L。

いわゆる出玉率で言うならば、「設定1が概ね98%に対して設定Lは80%ぐらい」とされていますね。

出玉率は還元率とも言えるので、この数値は驚きです。

で、ここまで悪い出玉率ではパチスロとしてどうなの?
とメーカー側は考えて作っています。

あくまでも設定Lは型式試験を突破するためのものであって、通常の営業において使われるべきではないとね。

だからこそ、設定Lを使った場合は常時下パネルが消灯したり、点滅したりと本来の設定(1~6)であれば起こらない現象が起こります。

これが外側から見てわかることで、ユーザー側は設定Lであることを認識可能。
使えば

「ウチは出玉率80%とか平気で使ってボッタクリ営業を公然とやりまっせ!」

と分かってしまうように作っているわけですね。
その中で一部のホールは設定Lを使ったことが動画上でバレてしまい問題になっていました。

どんだけ面の皮が厚いの? って話です。

ちなみに、設定Lであっても下パネルが常時消灯や点滅をしない機種もあります。

「え!? じゃ、外から見ても分からないってこと?」

と思われるでしょうが、基本的には問題ナシ。
なぜなら、そういった機種は設定Lであっても出玉率が98%程度あるから。

つまり設定L=従来の設定1と同等。
特別意識する必要がないからこそ、メーカーも設定Lに対して特別な措置を取っていないわけです。

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そこまで悪いことか?

本来パチンコホールの営業なんてのはオーナーの意向が全て。

設定Lを使って心象が悪くなろうとブッこ抜くんじゃい!
とオーナーが言えばそれまでですし、自由なので文句言うのもお門違い。

まぁ、個人的にはどうなの?
と思いますけど、別に違法なことをしてるわけじゃありませんし、外から見て分かるなら尚更。

むしろ、そんな情報すらも知らない情報弱者はカモにされて当然とも思います。

世の中に溢れる詐欺の話と同様。

100人中99人が騙されるような手法にやられたなら別ですが、アホしか引っかからない罠に自分から落ちていくんだから救いようがありません。

詐欺に関しては騙される方も悪い。
だって騙される奴がいるせいで詐欺罪が成立して犯罪者を生み出してしまうわけですから。

個人的には完全に50:50だと思います。

…話が逸れた。

まぁ、設定Lの話も同様。
今の時代はネットで調べればかなり多くの情報がパッと出てきますよね。

下パネルが消灯や点滅していれば、まずそこに疑問を抱くべきだし、それを検索して答えを探す行為をするのが当然です。

その程度のこともできない、頭が回らないアホは搾取されても文句言える立場じゃありません。

設定Lを使うホールを擁護する気もありませんが、それに座って負ける人を擁護する気も毛頭なし。

どちらも怠慢です。

もっとアコギなことはあるかも

例えば『解析情報』ってやつ。
昔から書いていますが、これの真偽を確かめる術はありません。

しかも、ここ10年ぐらいはメディアが独自で基盤を解析していない。
解析情報と偽って世に流しているのはメーカーから与えられた都合の良い真実のみ。

真実は人の数だけ、事実は1つだけ。
コナンのせいで間違った認識の人も多いですが、本来の言葉の意味ではこうです。

また、もし独自に解析をしてなんらかの情報を得たとしても、それをメーカーなどの許可なしに世に流すことはできません。

いわゆるリバースエンジニアリング問題。

基盤を解析するだけなら違法じゃありませんが、そこに権利者の不利益になる情報があった場合に開示すれば訴えられる可能性大。

つまり、現在世の中に流れている解析情報は全てメーカー側の腹一つ。
いかようにも操作することが可能って話です。

外から見て分かる設定Lの方がまだ良心的な気がしてきませんか?

店長カスタムが1つの代表例

ちょいと飛躍した話なので、あくまでも話半分でお願いします。

液晶演出で設定示唆をするようになって久しいですが、最近のサミー系マシン。
『北斗宿命』『頭文字D』などは店長カスタムという機能が付いています。

これは出玉率を操作できる。
遠隔操作ができるなどの類では一切ありませんので、その辺は誤解なきよう。

あくまでも液晶演出による設定示唆の出現率やタイミングをカスタムできる。
といって機能です。

ただ、ここで疑問が浮かびませんか?
メディアではこれをあまり強く公表していない。

その設定示唆の出現率は設定値ごとにこれぐらい。
と記載しているにも関わらず。

各種示唆演出の出現率に、この店長カスタムが織り込まれているか否かは重要なはずなのに。

さらに飛躍すれば、設定2・4・6で出現し、6が一番割合が高い演出です。
とメディアを通じて流せばどうでしょう?

実際は4・6で差がなかったとしても、恐らく多くの人が設定6だと思って終日打つはず。
本当は4なのに、設定6のヒキ弱だと言い聞かせて。

全部が全部嘘って話でもありませんが、そもそも嘘を吐いても法に触れませんからね。

メディアなんかに独自調査とか色々と逃げ口上が書いてあるでしょ?
隅っこの方に見えないぐらいのフォントでね。

いわゆる通販なんかの化粧品とか医薬品認証を取っていない(エビデンスが不十分な)健康食品とかと同じ。

個人の感想ですを逃げ道にしているので、法に触れないわけです。

占いなんかとも似てますね。
この辺の業界は9割以上が情報弱者をカモにしたアコギな商売しかしていません。

…また話が逸れた。

まぁ、結局この世は弱肉強食。
騙されて損をしたくないなら相応の努力をする必要があるし、それを怠るなら食われて損をしても致し方なし。

公営ギャンブルは設定Lよりヒドイ

公営ギャンブルの還元率は概ね75%。
ものによっては50%、宝くじなんかは個人的には30%以下だと思います。

設定Lが80%だとしても、全ての公営ギャンブルより還元率が高いわけですね。

ほら、そう考えると良心的に思えてきませんか?(アホか)

こんなバカげた事実を知っていれば、公営ギャンブルなんてやらないはず。
まぁ、数百円を遊びで賭けてレースの1つのスパイスにして楽しむってのは否定しませんが。

勝ち負けを考えて。
あまつさえ公営ギャンブルでトータル勝とうなんてアホな夢は持たないことです。

ギリギリ競馬のプロ(それで食ってる人)は存在するようですが、他はいません。
特に宝くじは絶対にダメ!

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まとめ

設定Lに関してもそうですが、パチンコ業界はいかに客から金を搾り取るか。
これを考えて日々研鑽を重ねている業界です。

そんな業界が流す情報に、自分たちに都合の悪いことでも事実だから載せるなんて自浄作用が働くでしょうか?

バレる嘘は吐かない。
バレたら凄く怒られる嘘も吐かない。

でも、それ以外はアホな客を踊らせて金を搾り取るためならなんでもする。

これがこの業界の中心達が掲げるスローガンだと思っておけばOK。

だから巷で言われる遠隔操作やホールコンによる出玉操作は存在しないと言えますが、メディアが流す情報は信用ならんという結論に至るわけですね。

ま、なにを信じるも信じないもアナタの自由。
大事なのは過程じゃなくて結果。

アナタが求める結果を得られるならば、業界の在り方はど~でも良い話です。

設定Lに関しても同様。
アナタがその存在を認知しておいて、損をしなければなんの問題もありません。

ネット上で正義漢ぶって騒いでいる素人丸出しで浅慮な存在と同じにならないでくださいね。

被る部分も多いですが、以下の記事もついでに流し読みしませんか?

パチンコ雑誌やメディアの情報を鵜呑みにする危険性

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