それぞれに勝つために大事な要素があるわけですが、共通して大事なことはタイトルの通り。
「交換率」です。
知ってはいるけど、それほど意識していない人も含めて、今回はパチンコ・スロットにおける交換率についてのお話です。
パチンコ・スロットの交換率とは?
この部分は基本中の基本部分からの話なので、なぜ交換率の意識がそれほど大事なのかだけを知りたい人は、ここは読み飛ばしてください。
まず、パチンコやスロットをする場合、私たちはお金を払ってお店側から玉やメダルを借りることになります。
この玉を借りる時の料金を「貸し玉料」とか言います。
そして、この貸し玉料はパチンコ玉なら一発4円を上限に。
スロットのメダルであれば1枚20円を上限にお店側で設定できます。
基本的には今のホールでは以下のレートが主流ですね。
・4円パチンコ
・1円パチンコ
・20円スロット
・5円スロット
他にも2円パチンコや10円スロット、果ては0.5円や0.1円パチンコなんてのも存在しますが、どこにでもあるレートというと上記の4種類でしょう。
さて、この料率に合わせてお店側から玉やメダルを借りるわけですが、あくまでも「借りている」のであって、店舗の外に持ち出すことはできません。
窃盗罪にあたります。
なので、お店を出る時はこれを「返却」するわけです。
この返却の際に、その見返りとしてお店側は「景品」を私たちに提供するんですね。
そして、この返却時の玉1発、メダル1枚の値段のことを「交換率」と言います。
厳密には違いますが、玉やメダルをお店に買い取ってもらう、その時の値段のことです。
この買取価格は、お店側が独自に設定することが可能です。
つまり、借りる時は4円や20円でも、返す時に同じ価格で買い取ってくれる、交換してくれるとは限らない。
交換率はお店ごとに違う可能性がある。
ということです。
交換ギャップを知っておきましょう
お店ごとに変えることのできる交換率ですが、おおよそは決まっています。
これは今までの通例などの影響です。
現在、全国的に多いのは「3.57円付近」の交換率でしょう。
これはパチンコ玉なら25発を100円で借りて、返す時は28発で100円になる計算です。
スロットであれば「5.6枚交換」ということになります。
50枚千円で借りて、返す時は56枚で千円となります。
後は「3.3円付近」と「等価交換」でしょうか。
等価交換は文字通り、4円と20円での返却なので換金率自体を気にする必要はありません。
見てもらった通り、等価交換以外は「玉やメダルを借りた瞬間に負けている」ということが分かります。
上記の3.57円計算の場合は、千円分借りた瞬間に120円負けていることに。
このように、交換率が等価交換以外で差があることを「交換ギャップがある」なんて言います。
計算方法は簡単です。
最近では店員に聞いても教えてくれない場合も多いので、初見のホールなどではこれを使って換金率を計算しておきましょう。
玉でも良いですが、メダルの方が良いかも知れません。
まずは、千円分メダルを借りて、そのまま50枚流しましょう。
そして実際に交換してみてください。
その交換額を使って計算します。
金額が900円だったと仮定して
900÷50=18
つまり、等価であれば1枚20円のメダルが返却する場合には18円になっているということ。
この場合は55枚で千円ですので、5.5枚交換とも言えます。
初見のホールであれば、先にこうして交換率を調べておき、それに応じて釘や設定状況などを考えて立ち回りを考える方ことが必須。
交換ギャップで損をする分は先行投資、勉強代と思ってください。
また、今のホールは「一物一価」というものが徹底されているので、パチンコとスロットの交換率は一緒になります。

パチンコの交換率が分かりスロットに変換したい場合は、それを5倍にした数値を使い1,000で割ってください。
3.57×5=17.85
1000÷17.85=56
つまりパチンコが3.57円、28玉交換の場合、スロットは17.85円、5.6枚交換です。
実際に自分の行っているホールなどで計算してみればすぐに慣れます。
なにより、先述の通りそんなに交換率にバリエーションはありませんから、基本的なものを覚えておくかメモしておけば十分です。
オカルトの中に「客が代わったら出る」とか「現金を追加したら出る」なんてのがありますが、交換ギャップがある店でこれをやると大バカです。
なぜ大バカかは簡単に分かりますよね。
このような類のオカルトは一切ありませんから、絶対に信じたりしないでください。
サンドの投入金額で当たりを抽選したり、人によって(顔認証)当たりやハズレの抽選は一切していませんから、騙されないように。
パチンコの遠隔操作や出玉制御、スロットの裏基盤などに関してはそれぞれ以下のリンクから記事を読んでみてください。



交換ギャップを意識するということ
交換ギャップがあるということは、「借りた時点で負けている」ということは先述しました。
つまり、その最初から負けている状況から、それを跳ね返せるだけの潜在能力がある台に座る必要があるということ。
打つためのボーダーラインを厳しくする必要がある。
ということです。
具体的に等価交換と交換ギャップがある場合で立ち回りにどんな違いが出るかを考えましょう。
等価交換の場合
基本的には意識することはありません。
ただ、等価交換のホールでの立ち回りは非常に難しく、基本的にはオススメしません。
理由は簡単で、「交換ギャップでホールが儲けることができないから」です。
儲ける手段が「釘を閉める」「設定を下げる」以外にないため、どうしても厳しい状況になりやすく、台を選別する目が必要になります。
また、釘の場合動いたとしても、その動きの幅が非常に小さいことが多いので、慣れていないとまず気づくことすら出来ません。
このような理由から、特に初心者や現在勝てていない人には等価交換のホールは向きません。
仕事帰りや時間が限られている時に一発勝負をする場合のみ、等価交換のホールはオススメです。
交換ギャップがある場合
まず、何度も書いていますが、前提として「借りた時点で負け」ということをしっかりと意識しましょう。
つまりは「いかに現金投資をしないか」が非常に重要になるということです。
等価交換のホールと違い、交換ギャップがある場合はそれで利益を出すことが出来るので、少し釘や設定を甘くすることも可能。
等価でも当然そうですが、より一層早い段階で腰を据えて打つことが出来る台を見つけることができるかどうか、が非常に重要になります。
また、当てて即ヤメして逃げるという手は使えません。
単純に大損します。
例えば
2,000発の出玉を流す、等価なら8千円、3.57円なら約7千円。
同じ量の玉を流して、千円も違うのです。
しっかりと時間を掛けて、持ち玉遊技の優位性を使って勝つことが必要になります。
初心者の人は3円や3.57円ぐらいの交換率のホールで釘の見方を覚えたり、設定の意識をしながら立ち回るということを覚えた方が良いでしょう。
本当はもっと低い交換率の方が良いのですが、最近ではそうした交換率は低いけど、しっかりと釘や設定に気を遣う店を探すのは難しいですからね。
まとめ
交換ギャップを意識する、ということをまとめると。
等価交換なら細かいことは気にしないで良い。
ただし、釘や設定状況は厳しいから、初心者の人には向かない。
交換ギャップがある場合は、可能な限り「現金投資を抑える」ことを意識する。
サンドに現金を入れることは、その瞬間に負けることと同じ。
出玉を確保出来たら、その台の釘の状態や設定を推測して、打っても良い台であれば可能な限り粘って打つ。
とりあえずは、この考え方をしっかりと意識しておきましょう。
釘の見方は以下のリンクからどうぞ。
