「パチンコで勝ちたければ収支をつけることは必須」
そんなことを聞いたことはありませんか?
これは元プロとしても100%賛成です。
この記事では
「具体的にパチンコの収支ってどうつければ良いの?」
ということをメインに解説していきます。
これを読めば、パチンコで収支をつけることの大切さや、収支をつける際のポイントがしっかりと理解出来るはずです。
パチンコ収支をつける重要性
人間は心理的(脳の働き的)に
「都合の悪いことは忘れて、都合の良いことだけ覚える」
という性質を持っています。
これは誰にでも思い当たる節があるのでは?
そのため、勝ったとき(大きく勝ったとき)の記憶は鮮烈に残り、負けた時の記憶は知らない間に頭の奥底に埋もれていきます。
これだと
・改善点は何か?
・勝つべくして勝っているのか?
といった部分が全く見えてきません。
他の記事でも触れていますが、パチンコはそのゲームの性質上、勝つ時は運が良ければ誰でも勝てるゲーム性です。
これはどんなプロでも一緒。
昔の様に当たりを直撃出来たりするネタを追っている場合は別ですが、最近はありませんし。
パチンコでのトータルでの勝ち負けを左右するのは
「勝つ理由がある台を選んで得た結果か否か」
という部分。
負けた時の金額を抑えるのは分かりますよね。
基本的には負ける様に作られているわけですから、少しでもその金額を減らすことが重要です。
勝つ理由があるか否か。
これは再現性の問題になります。
運の要素が絡まなくても、トータル的に勝てる計算の台を打ち続けられるか。
再現性が無ければ、これが出来ませんよね。
つまり、どこまで行っても運の勝負から抜けられない。
恒常的なトータルプラスを叩くことが相当に難しいということです。
数字は冷静で残酷
パチンコは娯楽でもありますから、打ってる最中の演出などを楽しむのは良いことです。
ですが、それに対する対価が本当に見合ったものであるかは考えておく必要があります。
月に5万や10万もパチンコで負ける。
金額の大小は人それぞれでも、小遣いなどのほぼ全てを持って行かれる。
そんな状況であれば、パチンコというゲームに対して、アナタが支払っている対価は高すぎると思いませんか?
月に5万円。
週に1回だと、一度の負け額の平均は12,500円ぐらい。
これだと、案外負けていない様な感覚を覚えるかも知れません。
さらに、この中には5万や10万勝つ日も紛れ込んでいますからね。
でも、収支をしっかりとつけていれば、こうした錯覚をすることが無くなります。
年間を通して、アナタがちゃんと嘘偽りなく収支をつけていれば、その収支表に表示される数字には何の酌量なし。
月に5万なら、年間で60万。
月に10万なら、年間で120万。
当たり前ですが、その数字はただデータとして、冷静に、そして無慈悲で残酷に、アナタが年間でこれだけ負けたんですよ。
という厳然たる事実として現れます。
この厳然たる事実であるデータをしっかりと受け止める。
そしてアナタがどう感じるか。
「別にこれぐらいなら納得」
「こんなに負けてたのか。行く回数減らそう」
「こんなに負けたくない。勝てる様に頑張ろう」
思いは人それぞれ、どれが良いとか悪いの話ではありません。
ですが、現状でパチンコの収支をつけていないなら、一度はつけることを強くおすすめします。
そうすることで、もっと冷静に、真摯にパチンコと向き合うことが可能になるからです。
パチンコ収支をつける際に絶対に書いちゃダメなこと
パチンコはスロットと違い、ゾーンや設定差がありません。
設定付きパチンコの場合は別ですが。
ですので、パチンコにおいては
何回転で当たった、どんな演出で当たった
という、雑誌や動画などでは記録して当たり前のようにされていること。
これは一切書く必要がありません。
一部のメディアを除いて、このことを記録しているのはあくまでも雑誌や動画に載せる慣例があるからです。
これらは勝ち負けに関して一切影響を及ぼしません。
完全なる無駄なので、止めておきましょう。
どっかのオスイチだ~、とかそれに付随している低能メディアは、この無意味なことを勝ち負けに関係するように書いていますが、完全な詐欺手法なので騙されないように。
いいですよ、楽しむためにそうしたオカルトを使うのは。
ただ、それで勝てるや当たる、当たりやすいなんて表現はダメでしょう。
本当に意味のある情報、勝ちに直結するような情報なら、それこそメーカーが黙っていないですからね。
なにより、そういった類のメディアの人間が動画などに出ないことも謎です。
最近では少し出ている様ですが、まぁ占いと一緒。
ということで、この話は長くなりそうなので要望があれば別で書きます。
広告載せれないだろうから、あんまり書いてもメリットないですが。
感情論だけでなく、論理的にあの詐欺村たちを叩きますよ。
どうあれ、パチンコの演出は「全てデキレース(遠隔とかの意味ではない)」なので、その結果を記録した所で無意味。
何回転でこんな演出で当たった。
なんてクソの役にも立たないデータを記録する暇があったら、しっかりと回転率の把握に努めましょう。
パチンコ収支のつけ方
では、ここから具体的にパチンコ収支のつけ方を解説していきます。
パチンコ収支をつける上で、外すことの出来ない項目は以下。
パチンコ収支で絶対につけるべき項目
- 投資金額
- 回収金額
- 1,000円ベースの回転率
- 打った理由
この4つは絶対につけてください。
まぁ、収支をつけるって言ってるわけですから、上の2つは言わずもがなですが。
ただし、この2つの項目でも少し気を付ける必要があります。
パチンコはご存知の通り、換金率が店や地域ごとにまちまちです。
なので、この辺りをちゃんと意識して収支をつける必要があります。
毎回、現金に交換するなら換金率を意識せずとも、実際に戻って来た金額を記載するだけでOK。
ですが、貯玉で打つ場合。
例えば、私が行く店の1つでは3.58円交換、貯玉再プレー無制限です。
この場合、収支表に金額を記載する場合は、使った玉数と回収した玉数、共に1玉3.58円で計算して記載する必要があります。
この点だけは注意してください。
パチンコ収支で出来ればつけた方が良い項目
ここからは出来ればパチンコ収支をつける際に一緒に記載しておいた方が良いと思う項目。
なので、メンドクセーって人はこの項目は記載しなくても良いです。
まぁ、勝ちを目指すならばつけることをおすすめしますけど。
- 台番
- 打った時間
- 実質出玉
- 釘の印象
- 理論上の期待値
- 初当たり確率
- 確変継続率
ちょっと多いので、順に説明していきます。
台番
これは「寝かせ」や「台のクセ」を意識するためです。
「何番台は出やすいぜ!」
とかのオカルトの話ではありません。
特に海系や役物系(天龍や天下一閃の様な)は、この寝かせが非常に大切です。
海系の台は台ごとのクセがあり、ステージのデキが違います。
釘の見た目が全く一緒でも、ステージからの入賞率で回転率に大きな差が出ることは珍しくありません。
役物系の台は言うに及ばず。
役物のデキや寝かせが直接大当たり確率に影響します。
どちらも外からの見た目では分からない。
だからこそ、実際に打った時に記録しておくと、少し有利に立ち回れます。
当然、釘の割に回転率が上がっている様な台は、ホールコンのデータを見て店側も調整を掛けて来ますから、水物ではあります。
しかし、収支表に記載しておいて損はないと言えるでしょう。
打った時間
これはその台の時給。
言うなら仕事量を計算する時に必要になります。
この項目は特に難しい話はありませんので以上。
実質出玉
回転率と違い、疎かにされがちな項目です。
メンドクサイので出来ればの方に入れていますが、個人的には必ず記載して欲しいと思います。
- 大当たり1回当たりの出玉(平均)
- 電サポ中の玉の増減
これを収支表につけましょう。
これの少し詳しいやり方は以下の記事で解説しているので、この記事を最後まで読んだら覗きに行ってください。
釘の印象
正確には板(板ゲージ)何枚ぐらい。
で収支表に付けておくのがベスト。
ですが、これは実際に自分で釘を叩いたことのある人でないと難しいと思います。
そのため、ここではあくまでも印象。
「これぐらいのヘソのサイズならこれぐらいの回転率か~」
「この寄りの形ならこんな感じか~」
ぐらいのザックリでOK。
これだけでも意識しているといないでは雲泥の差ですからね。
理論上の期待値
初当たり確率と連荘数(確変突入率)などは、この項目と一緒に管理して収支表につけておくと便利です。
これは正直つけなくても良いのですが、
「こんなに確変が続かないなんておかしい!」
「初当たりが重すぎる、絶対に変だ!」
などの考えを是正するための一助になります。
冷静なデータを集計し、統計学的に必要絶対と思われるサンプルが集まった時に計算してみると良いでしょう。
その結果が大幅にメーカー発表値から乖離していれば
- メーカー発表値(メディア)が嘘を付いている
- ホールがなんか悪さしている
という可能性があるので、こうなって初めて
「…変じゃない?もしかして遠隔?」
「やっぱり、メーカーって嘘付いてる?」
という話を始めましょう。
自分が納得してパチンコに向き合うためには良い項目だと思います。
まとめ
パチンコの収支をつけるのは、パチンコと真摯に向き合うため。
引いては、アナタ自身の趣味をもっと充実したものにするため。
「なんぼ負けても構わん!とにかくパチンコするんじゃ!!」
という人は、無理に収支をつけろとは言いません。
お好きにどうぞ。
パチンコ収支をつける際、私が本業でやっていた時はまだスマホ全盛期でもなかったですし、アプリもあまり良いものがなかった様に覚えています。
単純に、携帯のメモに記録して、その情報を帰ってからExcelに入力して管理。
という流れが染みついていただけの話でもありますが。
最近ではアプリも便利なものが多いですし、スマホの容量も気にする必要がありませんから、アプリを使った方が便利です。
データをExcelに出力することも出来ますしね。
なので、こうしたパチンコ収支をつけるのは
- Excelなどで管理
- アプリで管理
のどちらか、今ではアプリの利用をおすすめします。
パチンコ収支アプリをいくつか試してみましたので、良ければレビューを参考にして、パチンコ収支を付ける様にしてください。