みなし機(1/400)が撤去されるタイミングで、運良く生き残ったことをキッカケにして不動の人気を誇った初代北斗無双。
が、そんな初代無双もいよいよ撤去です。
その隙間を狙ってメーカーが繰り出してきたのが『北斗無双Re』。
初代を踏襲し、今の規制に合わせて作り直した(焼き直した)本作。
この記事ではそんな『北斗無双Re』の基本スペックやボーダー、釘に技術介入ポイントまでを網羅的に解説。
ボーダーは、メーカー公表値を基に私が勝手に計算しています。
北斗無双Re 基本スペック
北斗無双Reはオーソドックスな「V確ST機」です。
基本的には初代の無双と同じと考えてOK。
通常時確率 | 1/319.7 |
ST中確率 | 1/71.1 |
ST突入率は時短での引き戻し込みで約63%。
ST時の連荘期待度は約84%です。
少し連荘期待度が上がっていますね。(約4%ぐらい)
大当たり割合
ラウンド割合はヘソと電チューで異なり、以下の感じ。
ヘソでの当たり
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
6R確変(ST130回) | 50% | 約840個 |
6R通常+時短100回 | 50% | 約840個 |
最悪の当たりを引いても約840個+時短100回は良心的。
この辺も初代を意識した作りですね。
電チューが以下の感じ
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
10R確変(ST135回) | 70% | 約1400個 |
3R確変(ST135回) | 30% | 約420個 |
実質出玉が1400個になったのは規制の関係上仕方ありません。
総合的なパワーダウンは否めませんが、安定性は少し増したとも言えます。
…あくまでも長~い目で見た時にね。
各種賞球
各種賞球は以下
入賞口 | 賞球数 |
ヘソ | 1個 |
電チュー | 1個 |
普通入賞口 | 2or5個 |
アタッカー(10カウント) | 15個 |
盤面左の普通入賞口は5個戻し。
右のポケットは初代が3個戻しに対して2個に減っています。
天井遊タイム
北斗無双Reは天井ナシ。
初代同様にアホほどハマリ散らかす可能性は十分にありますよ。
北斗無双Re のボーダー
打ち方の比較は初心者の人と、ある程度のレベルの人。
その違いの大きな部分として以下の点を基準にしています。
・保3止め・ステージ止めをしない
・電サポ中に打ちっ放し
・基本的にヘソのオーバー入賞は0
・電サポ中はフルで止め打ち
シミュレーション条件
・8時間は打つ(等価は関係なし)
・持ち玉比率は50%
技術介入に関しては初代北斗無双と同様であると仮定します。
初心者レベルのボーダー
3.6円交換:19.5個
3.3円交換:20.5個
3.0円交換:21.5個
2.5円交換:24.5個
上級レベルのボーダー
3.6円交換:17個
3.3円交換:18個
3.0円交換:20個
2.5円交換:22.5個
電サポ中の止め打ちをしない場合は、初代と同様であると仮定するとかなり辛くなります。
適当に打つとかなりの出玉減少が見込まれるからですね。
初代は右ポケットが3個戻し。
であってもST130回で上皿を壊滅させる人も結構見かけました。
これが戻し2個になるなら差が開くことは間違いありません。
逆に言えば、初代同様にしっかりと止め打ちすれば微増も狙えるでしょう。
上級レベルの方は微増することを前提に計算していますので、止め打ちして現状維持であるならば上記に0.5~1個ほど上乗せして考えてください。
増える量によってはボーダーをもう0.5~1個下げれる可能性もありますが、その辺は昨今の事情を鑑みて期待しないで計算しています。
ヘソ1個戻しで初代(ヘソ3個戻し)とほぼ同等のボーダー。
つまり甘くはないってことですね。
技術介入と釘のポイント
基本的な部分は初代とほぼ同じ感じですが、チョロッと変更点。
特に電サポに関しては変更されていましたね。
技術介入
実際に打って得た私のやり方としては、「電チューが閉じたら2個打ち出し」がベター。
2個戻しの調整が良く、止め打ちして玉を増やしても怒られないなら演出中も止め打ちを継続。
そうでない場合、演出中は打ち出しを停止しましょう。
調整次第ではありますが、打ちっ放しだと間違いなく玉が減るので、やるとやらないとでは大きな差が生まれるポイントです。
釘のポイント
ゲージに大きな変更点は見受けられませんでした。
が、あくまでもサラッと流し見しただけで、打っていないことは変わりません。
まぁ、サミーはヘソが広くても回らないのが基本。
ヘソと寄りはしっかりとプラス調整が望ましいですね。
ヘソ1個戻しなので、先に触れた通り普通入賞口の調整は大事。
ここがマイナスでもボーダー超えてくる調整なら問題ありませんが、必ずチェックすべきです。
「そもそも釘の見方が分からん」
そんなアナタは釘の見方に関しては基本をまとめた記事があるので、こちらを参照してください。
釘を見る際は盤面に向かって頭突きするようなダサい見方は止めましょう。
店にもマークされますし、実力が足りていないことを自分でアピールしているようなものですから。
まとめ
あらゆる面でパワーダウンは否めません。
正直、牙狼やユニコーン、慶次3の牙城を崩せるかは微妙です。
とはいえ、初代の無双が撤去された穴を埋めるために少なからず導入されるでしょうし、それなりの扱いを受ける可能性もあります。
メーカーも初代の穴埋めを完璧に狙ったタイミングで販売しているわけですし。
右の3個戻しが2個になった点は個人的にかなりマイナス。
ですが、本文中にもあるように2個でも多少増やせる可能性があるなら現在では貴重な存在。
絶対の一強、王者になるとは思いませんが、チェックして損はないでしょう。