スマートパチンコ・スマートパチスロ。果たして本当にスマートかな?

コラム
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「Smart(スマート)」

は、一般的に痩せているとかで使われますけど、これは日本だけ。
いわゆるカタカナ英語で勝手についた意味です。

本来は「洗練」「賢い」「活発」「機敏」「抜け目がない」
とかで使われる英語ですよね。

まぁ、そんなことは知っていると思いますが。

で、このスマートの名を冠した『スマートパチンコ』『スマートパチスロ』なるものが、これから導入されていきます。

スマスロが2022年11月。
スマパチは2023年3月の予定。

今回は、このスマートパチンコ・スマートパチスロが何なのか?
ってことと、どんな影響と思惑があるかを書いていきます。

こうした記事の場合、私の邪推も多く含まれているので、いつもの通り話半分で読んでもらえると幸いでございやす。

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スマートパチンコ・スマートパチスロとは?

これの正体はなんてことありません。

一時、一部の人が躍起になっていた『封入式パチンコ』『メダルレスパチスロ』の名前が変わっただけのことです。

要はゲーセン型のパチンコ・パチスロ。

パチンコの場合は各台それぞれで玉が循環する形。
パチスロの場合は、単純にメダルを手で入れないでOKってやつ。

なんで名前を変えたのかは謎。
ですが、機能的に特段スマートじゃないのに、スマートを冠に持ってくる。

この辺がなんともパチンコ業界に関わるお偉いさん的。
もっと言えば、公務員的って感じがしますね。

センスがね~んだよ!!

封入式が何年も実現せず、あんまり良い印象を持った単語じゃない感じになったから変えた。
と思えないこともありませんが、真相は知らぬ。

スマートパチンコの特徴

釘調整が可能、というか盤面ガラスの開閉は可能。
ただ、遊戯データが中央のコンピューターに集まるので、極端な釘調整が事実上不可能。

昔みたいに千円30オーバーみたいな調整は基本的に無理。
その機械がボーダー30で設計されていて、それで検定を通過していれば別ですが。

要は、今まで以上に回る台が探しにくい。
もっと言えば、そもそも回る台を存在させることができないって話。

どの程度まで許容するのか知りませんが、良くて最大ボーダー+3とかになれば、今まで以上に勝てなくなるでしょう。

後は初当たり分母が1/350まで落とせる。
なので、今よりも荒い機種を作ることが可能。

加えて、時短に対する解釈基準が緩和。
ゲーム性の幅は広げることが可能ですね。

まぁ、結局はお為ごかしと言うか。
回らない、勝てないという事実を隠すための煙幕的な話だと思っています。

スマートスロットの特徴

単純に、有利区間が撤廃。
なのでこれが気になっていた人には朗報でしょう。

後はメダルを触らない。
本当にゲーセン感覚になります。

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設備関係の問題

全てを知らないので、推測も含みますが。

スマートパチンコ・スマートパチスロにすることで、店のどこにでも好きな台を置けるようになる可能性があります。

それにメリットがあるかはさておき。

特にパチンコの場合は、玉の循環が各台で行われるので設備が大幅に変わります。
単純に今までの大仰な設備を必要としないだけなら、経費削減になって良いでしょう。

ただ、話はそう単純じゃない。
スマートパチンコ専用で、新たに設備(台間ユニットなど)が必要です。

で、この費用はホールの規模にもよりますが億単位で間違いないでしょう。

スマートパチンコ・スマートパチスロは『管理式遊技機』とも呼ばれ、今までよりも玉やメダルのIN・OUTが正確に分かるようになります。

これはゴト対策に一役買うわけですが、見方を変えれば

「ゴト師に年間5,000億とも言われる金が流れてる? そんなのは許されない。そのお金は我々警察や政治家(官僚)のものだ!」

と、実入りの少なくなった彼らが躍起になっているだけのようにも思えます。
まぁ、どうあれ私たちがどうこうできる話じゃありませんけど。

なんでこのタイミング?

最初のアナウンスは2022年4月からの導入予定でした。
なので、この時は5号機とCR機の撤去に合わせて隙間を埋めに来た。

という予想だったのですが、結果的に紆余曲折で2022年11月、もしくは2022年3月からになっているのが現状です。

この辺に特別大きなイベントはない(と思う)ので、タイミングをここにした真意は不明。

カジノとの関連

スマートパチンコ・スマートパチスロの台枠。
この大部分は各社で共通にするようです。

これは封入式の時からあった話で、そのまま引き継がれた模様。
メーカーは製造コストがソコソコ下がると思います。

それが機械代の値下げに繋がる可能性は皆無でしょうけど。
まぁ、そこはビジネスとして普通なので悪いとは思いません。

で、特にスマートパチンコの方ですが、玉の循環設備を作らないでOKってのは、台を置く側の結構なコストカットになるんですよね。

でも、これが嬉しいのは今から新規で店舗を作るパチンコ屋だけ。
しかも、全台がスマートパチンコの場合のみ。

居抜きとか、現在営業中のパチ屋には関係ない話です。

ほんじゃ、これって誰得?
と考えた時、私の頭には『カジノ』が浮かんだわけでございやす。

オリンピックも紆余曲折ありましたが終わり、コロナがある程度落ち着いた後。
金の亡者共が次に群がるのはカジノです。

カジノは金がありますから、パチンコの玉循環設備を導入するのは簡単。
ですが、それでもコストが安い方が良いし、メーカーは特に営業をかけやすい。

「いや~。スマートパチンコなら導入費用が安いんですよ~」

みたいな感じで。
お前らはそんなことより機歴による営業をいい加減辞めろ!

現状、スマートパチンコのデモ機は『U社』と『S社』が中心。
この2社はどっちもカジノに躍起ですからね。

『U社』と『S社』は現状でもスロで共通の筐体を使ってます。
ここに『E社(親はC社)』も噛んでるようなので、多分この推測は合ってるはず。

要は、カジノの実験にパチンコ屋とパチンコユーザー(アナタ)が使われているって話。

それをどう捉えるかは人それぞれですけど。

究極にど~でも良い余談

ふと思ったんですが。
『牙狼FINAL』が出た時。

「いや、どうせ次も作るでしょ」
「絶対に最後じゃないやん」

みたいな意見が散見され、案の定次回作が出た時は

「全然最後じゃないやん。ファイナル詐欺」

的なことを当然のように言っている阿呆がいましたが。

今回の「smart」に近い話で、「final」には最後の他に「決定的」「究極的」という意味がありますよね。

その段階で究極の牙狼、そういう意味で名前を付けたとは微塵も思わなかったんでしょうか。

後、似たような話で「climax(クライマックス)」も。
クライマックスは最後って意味じゃなく、その中(劇中とか)で盛り上がるところって意味。

昔の映画とかは最後が一番盛り上がるように作られているのが多かったので、こうした誤認が生まれたのかと思いますが。

なんにしろ、知らないってのは誤解を生み、恥をかく原因になるんですね。
日々是勉強。

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規制を使ってアコギな商売

特にパチスロの方ですが。
私は1年ぐらい前から、有利区間は無くなるって言って来ました。

これは有利区間をかいくぐるシステムは簡単だから。
いつも言うように、問題は出玉試験の上限と下限。

まぁ、この辺は以下の記事を読んでもらうとして。

有利区間3,000ゲームでパチスロに明るい未来?バカ言うな

で、ここに来てスマパチ・スマスロ双方の規制がなんとなく見えています。

先述しましたが、もう一度書いておくと

スマパチ

  • 時短に対する解釈基準の緩和
  • 初当たり確率の下限を1/350に

スマスロ

  • 有利区間の撤廃

となっています。
細かいところは抜けているでしょうが、知らん。

で、大事なのはここから。

現状、確定しているかは知りませんが、パチンコに出玉上限が搭載されます。
8万発だかの払い出しで打ち止めです。

まぁ、そんなに出ることの方が稀なので、スロの2,400枚上限なんかとは比較になりませんが。

でもね、私はこれがスマパチ・スマスロ普及のための策略だと思っています。

今は8万発でも、上限を設けることさへ決めてしまえば、後はいくらでもその線を引き下げることが可能。

消費税みたいなもんです。
一度その存在を許せば、後はどんどん浸食してくる。

例えば出玉上限が15,000発になったとして。
そんな台をこぞって打つでしょうか?

昔にあった「確変5回リミット」と同様に、客は離れると思います。

そんな状況で、「ほ~ら、スマパチなら上限ないよ~」と誘い込んでくる。
こうなれば設備投資に膨大な費用が必要でも経営陣はそれに縋る。

現に2022年7月に行われた「スマパチ・スマスロフォーラム」を機に、この動きがあちこちで見て取れますからね。

スマスロに関しては既に確変リミットと同じ状況ですよね。
有利区間がありませんよってだけで、スマスロを売るには十分。

実際、試験の(特に短期と中期出玉)内容がどう変化するかで話は全然違うのに。
まぁ緩めにするとは思いますけどね。

そうしないと撒き餌になりませんから。

悪いのはいつものメンツ

聡明な読者なら思ったでしょうが。

「わざわざスマパチ・スマスロにして頭オカシイ設備投資しなくても、規制を緩和すれば良いだけの話じゃないの?」

とね。
はい、大正解!!

なんですが、ここにはいつもの諸悪の根源が絡んでいます。

警察や政治家、官僚などの自称頭の良いバカな上級国民気取りのクズ共。

こいつらは、自分のミスを認めない。
ごめんなさいが言えない腐った人間です。

なので、一度自分たちで決めた規制を、おいそれと引っ込めることはできません。

加えて、遊戯人口の減少によって自分たちへの上がり(みかじめ料・上納金)が少なくなってるもんだから、なんとかしてこれは回復したい。

そこで考えたのが

「あ、ごめんなさいしなくても、新しい解釈で機械を作らせて、それの性能を今より良くすれば莫大な設備投資が掛かっても導入するっしょ」

という手段。

わざわざフォーラムまで開いて、スマパチ・スマスロは良いですよ!
って吹聴してるのがよい証拠。

業界の未来のために。
なんてことを宣っていますが、これは言葉が足りないでしょう。

「自分たちが都合よく上納金を搾取できる形で、しかもその額を大きく減らさずになんとか業界を腐らせない様にして、未来永劫甘い汁をチューチュー吸いたい」

これが本当のところ。
これを略して「業界の未来のために」になっているんです。

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ユーザーは騙されないことが重要

スマパチ・スマスロがなんのために導入されるか。
その本質が少しでも分かってもらえたら幸い。

ここで重要なので

「メーカーやメディアの扇動に踊らされない」

ことです。

スマパチ・スマスロの導入に際して、必死に煽ってくるはず。
特にスロに関しては「スマパチは有利区間がない!」ってのを全面に押してきます。

基本ですが、有利区間があるかないかは、勝ち負けには関係なし。
出玉率の上限や試験内容が緩和されない限り、むしろ負けやすくなります。

しかも、先述の通り設備費が膨大に掛かる。
それの費用は当然ユーザーが負担することに。

スマパチ・スマスロ導入当初は少し稼ぎやすいかも知れません。
エサを撒いて客を付けなければダメですからね。

その期間を過ぎたら、恐ろしいほどの回収が始まる。

スマパチ・スマスロが誰のために、なんの目的で導入されるのか。
この真意、事実を冷静に考えておきましょう。

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まとめ

いや~、構成もへったくれもない駄文でしたな。
なんのこっちゃ良く分からん感じになりましたが、いつも通りの結論。

今回も、ユーザーやホールのことなど考えず、自分たちが甘い汁を吸うために要らんことを考えて実行した。

ってだけの話です。

まぁ、こんな魑魅魍魎が跋扈する伏魔殿にお金を撒きに行き続けるかどうかは、アナタの判断次第です。

エージ

元パチプロ、現在16年連続で年間トータルプラスで累積は4,500万超。
なので、多少はタメになる情報もあるかと。

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