パチンコ業界終了。それは現実に、案外遠くない未来な気もする

コラム
この記事は約10分で読めます。

よく、

「パチンコ業界終了」
「パチンコ業界はオワコン」

みたいな話が巷、特にネット界隈では流れていますね。

未来のことはそれを直接操作出来る人以外、誰にも分からないのは周知の事実。

ですが、パチンコ業界が終わりだ。
と言われるにはそれ相応の理由もあります。

そうした

「なぜパチンコ業界は終わりと言われるのか?」

この部分に関して、ネットの掲示板とかで適当に騒いでいる素人の意見ではなく、ある程度の論拠を持って、元プロが意見を書いていく。

そういった記事内容です。

なぜパチンコ業界は終わりと言われるのか?

パチンコ業界は終わりだ。

と言っている人の拠り所は、明確に遊技人口が減少し続けているデータがあることでしょう。

ではなぜ、パチンコ業界ではユーザー離れが加速し、歯止めを掛けられないのか?

・遊技機や設備費の高騰
・余暇の過ごし方の多様化
・知能レベルの上昇と情報の平等化

この3つの柱。

特に下の2つによる大きな変革と、それに順応できなかったパチンコ業界の怠慢な考え方が要因であると言えます。

では、この3つを掘り下げてみましょう。

遊技機や設備費の高騰

単純に20年前と比較すれば、機械代はおよそ倍~3倍ぐらいになっています。
設備費にしてもそうです。

機械代の高騰に関しては言いたいことは山ほどあります。
環境整備に掛かる費用に関しては仕方ないかな。と思う部分もあるのが事実。

私がホールに顔を出し始めたのは17年ぐらい前ですが、その頃なんて今とは比較にならないほど環境が悪かったですからね。

まぁ、そのちょっと異質な空間が、〇〇生のガキンチョには大人な刺激として感じられたのも事実ですが。

クリーンなイメージを業界にもたらしたい。
そんな考えもあったでしょう。

事実、どんどんグレーが薄くなっている印象はあります。
あくまでも表面上の印象だけで、グレーの根幹を担う部分は一切ノータッチですけど。

機械代の高騰の理由

タイアップによる版権料が非常に大きいです。
次いで必要のないオモチャをゴチャゴチャ付けていること。

これはどちらも本来のパチンコ、スロットの面白さとは関係のない部分。
なのに一番費用が掛かっているという事実。

版権に関しては良し悪し。
ですが、大都技研みたいにオリジナルでも十分に戦えます。

・海物語
・ジャグラー
・ハナハナ
・大都技研(リゼロなど一部除く)

これらはどれもユーザーに支持され、しっかりと稼働しています。
しかも人気が高く、看板として長期稼働も珍しくありませんよね。

版権に頼ったり、オモチャをゴチャゴチャ付けて派手にする理由は簡単です。

「ホールに売りやすくするため」
「営業がしやすくなるため」

この2つ。

要はユーザーを楽しませる云々の前に、メーカーが楽をしたい。
これが先に立っているわけです。

当然、全てのメーカーや営業がそうとは言いません。

ですが、本質から外れた部分に莫大な金額を掛けて、自分たちが楽な戦いをしよう。

そんな風に考えている所があるのも事実です。

また、どんなに高額にしても馬鹿なホールが買うのも原因。

必要の無い物を沢山付けて、機械代を釣り上げて利益を多くする。
その意図が丸見えにも関わらず、ホールは買うのです。

「そんなもんは要らん。機歴?それで先行導入出来ないならお前の所とは付き合わん!」

ぐらいの漢気のある、しっかりとした経営者は極々稀。

もっと言えば。

「機械代なんて高くても構わんよ。だって馬鹿なユーザーから回収すれば良いだけだもん」

「アイツら馬鹿で中毒者だから、いつまでも止めれずにホールにくるでしょ」

なんてな人も未だに居ます。
まぁ、この考えが通用しないことは自明の理。

それが遊技人口の減少の大きな要因になっていることはお分かりですよね。

我々ユーザーも、パチンコ・スロットなんてやってる時点で十分にアホですけど、そこまでアホでもないって話。

機械代もですが、こんな理由で設備費も高くなってます。

データカウンター、あんなに綺麗でムダにイルミネーションして、大型のタッチディスプレイにする必要がありますか?

どうあれ、ユーザーをナメ腐ってるって話です。

余暇の過ごし方が多様化

VOD(動画配信サービス)、YouTube、ゲーム、カラオケ、レジャーetc。

数え上げればキリがありませんが、余暇を過ごすための選択肢が恐ろしいほどに多岐にわたり、かつ驚くほど安価になっていますよね。

VODなんて月額2,000円ぐらいで最新映画やオリジナルドラマなど見放題。

YouTubeはタダ。

ゲームもコンシューマー(家庭用の据え置き機)でも、本体とソフト買って3~4万。
スマホやPCなら基本プレイ無料。

カラオケなんて価格破壊も良いところ。
レジャーもどんどん安くて良いものが増えています。

さて、こんな状況でパチンコ・スロットはどうでしょう?

元々は庶民の娯楽。
数千円~3万ぐらいで1日楽しめたのでは。

まぁ、ここ20年ぐらいはその限りではありませんが、代わりに見返りもデカかったですよね。

4号機なら設定6の出玉率150%とかザラでしたし、私が打ち始めた初代北斗や吉宗なんかの頃でも120%あって、1~2時間で5,000枚とか出てました。

今は1時間で2万ぐらい無くなるのに、見返りは少ない。
パチンコは現状、見返りはある程度期待できますが、釘が渋すぎてつまらな過ぎる。

もっと安く、もっと楽しめる選択肢が莫大ある中で、パチンコ・スロットをわざわざ選ぶ人が少なくなるのは必然です。

お金が返って来るかも。
というのは他にない魅力ですが、それだけ強烈な要素をもってしても補いきれない。

それが現実です。

知能レベルの上昇と情報の平等化

みんな、昔よりソコソコ頭が良くなっています。
そしてネットの普及により、情報がある程度は平等になりました。

特に若い世代は、簡単にパチンコ・スロットでの勝ち方を見つけることが出来ます。

このブログもそう。

隅々まで読んで、ちゃんと実践すれば10年以上勝ち続けた人のエッセンスを得ることが出来るわけです。

勝ち方を知る。
それは裏を返せば

「どれだけ勝ちにくいか、負ける様に出来ているか」

を知ることにもなります。

つまり、今まではなんとなく隠していた、隠せていたパチンコ業界の暗部。
それを簡単に目にすることが出来るようになっている。

であれば、それを読んで、わざわざパチンコ・スロットを新たに始めようと考えるアホが少なくなるのは当然。

頭も少しですが良くなっているので尚更。

言い方は少々悪いですが、パチンコ業界は「アホに支えられて維持、広がった業界」の典型例。

つまり、アホが少なくなり、私の様な人間が簡単に情報発信出来る環境が整ったことが重なれば、パチンコ業界が廃れていくのは当然の流れです。

これはあらゆる業界に通じますけど。

実際、パチンコ業界は終わるのか?

ユーザーは理解している。
こんな馬鹿なことやってられっか。とね。

でも、メーカーやホールの中には、未だに先述の様にユーザーを馬鹿にし続けている存在が居る事も事実。

自浄作用が働かなければ、二者の認識はどんどん乖離し、パチンコ業界が成り立たなくなる可能性は十分にあると言えます。

やはりグレーな業界

三店方式を続ける限り、パチンコ業界は警察とそれに通じる政治家や官僚に寄生され続けることになります。

換金が不可能になれば明日にでも90%以上の人がパチンコ屋に行かなくなるでしょう。

アキレス腱どころか、心臓を直で警察などに握られている状況。

どんなにユーザーのことを考えて居るメーカーやホールが在っても、この状況が続く限りはどうしようもありません。

そして警察などはユーザーのことなど1mmも考えていません。

どうすれば自分たちの利権、メンツを守れるか。
ユーザーが減っても自分たちが同量、もしくはそれ以上の甘い汁を吸えるか。

これしか頭にないのです。
これが解消しない限り、他が奇跡的に治っても無理。

いつまでも爆弾を懐に抱える状況ですから、パチンコ業界は終わりと言われ続けても仕方ありません。

保通協という害悪まみれの寄生虫

機械代の部分で書き忘れてましたが、価格が高い要因は

「保通協の検査料がアホみたいに高い」

ってのもあります。
今だと1回で185万だったかな。

これがほんの少しの不備でやり直し。
新たに185万払うことになります。

10回ぐらい持ち込むこともザラなので、それだけで開発費に2,000万近い金額が上乗せされます。

それは機械代に乗っかり、最終的にユーザーが支払うことに。

幹部に警察の天下りが見え隠れする団体。
しかも一社でずっと独占し続けているんですよ。

なぜ、独占禁止法で注意とかされないんでしょうか?
その理由はここまで読んでいれば簡単に分かりますよね。

一時、保通協に変わる検査(審査)団体を民間で作ろう。

という動きもあったんですが、なんやかんやと良く分からんイチャモンを付けられて、結果的にその計画は頓挫。

今でも一社独占が続いているわけです。
大したことやってないのに、自分たちぐらい専門性がないとダメ。

みたいな理由もあったように記憶しています。

笑わせる。
ホント、こういう公務員とか行政関係の人間に多い。

能力的には全然ダメなのに、口だけは一丁前な奴。

いつも他の記事でも書いてますが、ユーザーがパチンコ業界の何かを叩きたい、批判したいなら警察と保通協を叩きましょう。

SNSでは特にそうです。
警察はコワイって人は保通協を。

そもそも、警察批判して何かされたら、その時点で新たな大きすぎる火種が生まれるので、世間を巻き込んで戦争じゃ。

学術会議なんてクソくだらないことで国民主権がどうこう。
そんなレベルではないですからね。

そもそも存続し得ない業界

例えば野菜。
農家が安く品質の高い商品を作れば、小売りもユーザーも嬉しい。

だから、小売りはその商品を積極的に買ったり、安くする。
ユーザーはそれに併せて、その商品をより購入する。

そうして商品が売れれば、農家も潤い次の商品開発にも力が入る。

こんな感じで、基本的に世の中の消費行動は、ちゃんと向き合えばWIN・WINの関係性が作れる場合が多いです。

ですが、パチンコ業界は基本的にムリ。

これはユーザーの多くが求める着地点が「金銭的な勝利」だから。

みんなが自分の利益を得るために、他の存在から利益を奪い取る。
とにかく取り合いの業界です。

ユーザーの多くが金銭的な勝ち負けでなく、楽しく遊べたかどうか。
これに着地点を求めれば、多少は変わってくるかも知れません。

昔はこの辺のバランスが取れていた様に思います。

ですが、今はそれぞれが自分の利益をもっと増やしたい。
もっとよこせ!のオンパレード。

別に悪いとは言いません。
私もその中で生き抜いて、奪って来た側ですし、それを今でも推奨していますから。

ただ、先に書いたように全体のレベルが上がっていること。
エサが少なくなっているのに、捕食者が増えている現状。

どう転んでもWIN・WINの関係性を築いて繁栄していくことが土台から難しい業界。

今までの隆盛が逆に奇跡的だった。
そう捉えることも出来ます。

まとめ

これからは情報の平等化が加速します。
私の様な人間がどんどん増えるからです。

それを目にした若い世代が、わざわざ新規にパチンコ業界に参入する可能性は低い。

ある程度の年代や、今までパチンコ・スロットをしていた人も、こうした情報に多く触れれば付き合い方や向き合い方が変わり、自然と距離を取る様になるでしょう。

ネットが世に生まれ、浸透した時点でパチンコ業界は終わった。
終わりへの道を加速的に転がりだしたと言えます。

情報を正確に伝えず、うやむやにしてアホを踊らせて稼ぐ。
それがパチンコ業界のやり方。

ある程度内情を知った人間、しかも業界とは関係なくなった人間が、趣味の一環として隠していた部分に光を当て、つまびらかにしてしまう。

それが簡単に出来るようになったという事実。
それでも自浄しようとしないパチンコ業界に、明るい未来はないでしょう。

今日明日で全部が消えて無くなる。
そんな話じゃありませんけど、縮小していくのは間違いありません。

カジノ法案に付随し、パチンコ業界を風営法の枠から外したりなどの大幅な法改正が行われれば話は別ですが。

警察が莫大な利権を簡単に離すとも思えませんし。

私の結論としては、パチンコ業界は終わります。
むしろ、既に終わっていると言っても過言ではないでしょう。

趣味として適度に付き合うのは良いでしょうし、個人の自由です。
ですが、それに多くの時間を掛けるのはナンセンス。

間違っても今からパチプロになろう!
なんて思わないでくださいね。

どうせ勝負事で結果を出したいなら、株かFXをおすすめします。
他にも同じ時間を割くなら将来性のある、稼げる可能性のあることに時間を使いましょう。

具体的に何をすれば良いのか?
今より少しでもお金を稼ぐためには?

ということが知りたい聡明なアナタは、以下の姉妹サイトを参照してください。

エージブログ
タイトルとURLをコピーしました