海物語の甘デジシリーズ、「PAスーパー海物語IN地中海」。
長いので記事中では「海 地中海」とします。
この記事では海 地中海の
・釘のポイント
・技術介入ポイント
などを解説していきます。
海 地中海で勝ちたい、少しでも有利に遊びたい人は必見の内容です。
海 地中海の基本スペック
海 地中海は「ST突破型」の甘デジスペックです。
通常時:1/89.8
確変中:1/32.5
全ての当たりに20回のSTが付き、このST中に当たりを引ければ、次回から「ST20回+時短80回」となります。
ST20回で当たりが引ける可能性は約46%。
ST+時短の連荘期待度は約78%と、現行の甘デジ海の中では最高峰の継続率です。
実質出玉と割合は以下
ラウンド数 | 割合 | 実質出玉 |
4ラウンド | 49% | 約308個 |
6ラウンド | 49% | 約462個 |
10ラウンド | 2% | 約770個 |
ヘソと電チューの大当たり割合は一緒です。
電サポ作動中のヘソ当たりの場合も時短80回が付いてくるので損はありません。
ヘソの戻しは3個、電チューが2個。
アタッカーが12個で、普通入賞口は3と4個です。
大当たりは1ラウンド7カウントになっています。
当たりやすい回転数・狙い目回転数は?
ありません。
現行規制では天井時短の搭載が可能ですが、この機種には付いていません。
こうしたオカルトは楽しむ分には良いですが、勝ち負けの指針にはしないでください。
また、悪質な情報商材やサイトでは、こうした詐欺で高額な料金を請求してくる場合も少なくありません。
騙される方も問題ですが、気を付けてください。
好調台・不調台の見分け方は?
なにをもってパチンコ台の好不調を決めるのか知りませんが、もしそれが液晶演出によるものであるなら、そうしたことを言っている人はみんな詐欺と考えて大丈夫です。
パチンコの当たりハズレに、液晶演出は一切関与していません。
こちらも法律で決められている事です。
設定付きパチンコであれば、高設定確定演出が出ていた場合に限り、ある意味での好調台であると言えます。
パチンコの液晶演出の仕組みについて詳しく知りたい場合は以下の記事を参考にしてください。
設定はあるの?
海 地中海はP機の甘デジですが、設定は非搭載です。
そのため設定示唆演出などもありません。
海 地中海 ボーダーライン
海 地中海のボーダーは等価で18.5個。
これをベースに、打ち方別でボーダーを書いていきます。
あくまでも個人的なボーダーなので、目安程度に思ってください。
また、出玉関係の釘調整は全て無調整で考えていますので、釘が悪い場合はボーダーを1~3個程度プラスして考えましょう。
それぞれの打ち方は以下のポイントで分けています。
・保3止め・ステージ止めをしない
・大当たり時に狙ってオーバー入賞出来ない
・電サポ中も打ちっ放し
・基本的にヘソのオーバー入賞は0
・ある程度狙ってオーバー入賞出来る
・電サポ中は常に1~2個打ち
ザックリ分けていますので、これは出来るけど、こっちはムリ。
みたいな感じで、アナタ自身のレベルで考えてください。
初心者~普通レベルのボーダー
4.0円交換:18.5個
3.6円交換:19.5個
3.3円交換:20個
3.0円交換:21個後半
2.5円交換:23個
上級者レベルのボーダー
4.0円交換:17個
3.6円交換:18個
3.3円交換:19個
3.0円交換:20個
2.5円交換:21個後半
勝ちに近づく重要ポイント
ここから先は海地中海で勝ちに近づくための
・技術介入要素
に関して、書いています。
この先のポイントを知っているか否かで、1日実践で少なくとも「1,000円以上」の差が生まれる可能性あり。
海 地中海 釘のポイント
海 地中海は通常時、電サポ中など問わず左打、右打ちどちらも可能です。
場合によっては右から玉を落とした方が回ったり、スルーの抜けが良かったりする場合もあるので、左側だけでなく、右側の釘もチェックしましょう。
見るべきポイントは左右逆なだけで同じです。
赤い矢印方向がマイナス調整になります。
ワープ部分
ワープは結構重要ですが、案外チェックを忘れがちです。
ストロークは矢印の部分を素直に狙っていきましょう。
寄り部分
海 地中海の最大の難点がここ。
スルー方面に抜けた玉がほぼヘソに向かわないことです。
普通入賞口やアタッカー、電チューには向かいますが、それでもこちらに流れる玉が多すぎると問題になります。
かと言って、全く流れないとスルーが枯れて、電サポ中に玉減りを起こす要因に。
バランスとしては7:3ぐらい、スルーが無調整かプラスなら8:2ぐらいが理想。
3や2がスルー側に向かう玉の割合ですよ。
出来れば1,000発ごとに割合を出すのが理想ですが、正直メンドクサイでしょうから、あんまりスルー側に玉が流れ過ぎなければOKとしておきましょう。
道釘部分
矢印部分のチェック、特に下側向いてる矢印の釘は絶対にチェックしてください。
ここを下げられるとあらゆる面で悪影響が生まれるので絶対にNGです。
海 地中海は3本もポイント釘があるので、1本だけ分かりやすくではなく、少しづつ下げてトータルで大きな影響が出るように調整する場合もありますので注意してください。
普通入賞口部分
無調整でもこの部分に玉が向かいやすいので、普通入賞口も大切です。
戻しも3or4個あるのでバカに出来ないどころか、トータルでかなりの影響を及ぼします。
アタッカー周り
基本的には甘めのゲージですが、マイナス調整は避けたいところ。
オーバー入賞の精度に影響が出ますからね。
海 地中海 止め打ち・捻り打ち
海 地中海も技術介入によってボーダーを下げることが可能です。
フルで行い、私よりも上手ければ等価で16個ぐらいまで落とせるでしょう。
止め打ち
電チューの開放時間は比較的長めで、戻しが2個ありますので玉増やしが可能。
ただ、スルーのゲージがあまり良くないので、完全な単発打ちだとスルーが枯れる可能性が高いでしょう。
スルーの抜け、電チューより共に良好なら単発打ち。
イマイチなら2~3個打ちで様子を見るのがベターです。
止め打ちは簡単で、電チューが閉じる一瞬前に規定の個数打ち出すだけ。
閉じる一瞬前か、閉じた瞬間か。
などは釘の調整によって変わるので、適宜調整が必要です。
触れる釘も多いので、常に一定で電チューに玉を送るのは至難の業。
基本的には2~3個打ちで現状維持、あわよくば1回転あたり0.3~0.5個程度玉が増えるぐらいになると思います。
私は電サポ100回での平均玉増えが30個前後なので、ボーダーを0.5個程度下げて台を探しています。
捻り打ち
他の海同様、海 地中海も比較的オーバー入賞しやすいゲージです。
適当打ちでも2~3割程度はオーバー入賞するでしょう。
オーバー入賞の狙い方も他と同様。
まずは6発入賞させてから
7発目を天釘辺りに打ち出し、8発目をチョロ打ちで打ち出す。
といういつものパターンです。
「メンドクサイからオーバー入賞は狙わない」
という人は、アタッカーに4個入賞したぐらいで打ち出しを止めると、オーバー入賞も同時に狙えてムダ玉も抑えられます。
あくまでも釘の状態によるので、常にこれで大丈夫ではありませんけどね。
戻しが12個なので、海3R2ほどの効果はありませんが、オーバー入賞率を4割程度まで上げることが出来れば、ボーダーを0.5は下げて大丈夫。
つまり、私レベルの技術介入が出来ればボーダーから1個は下げて大丈夫ということです。
いつもの超ザル計算ですが、当たりを比率通りに100個取った場合
当たり100個=510ラウンド
適当に打ち3割で計算すると153個のオーバー入賞=1,836個
技術介入し4割で計算すると204個のオーバー入賞=2,448個その差は612個。
等価で2,448円ほど。
当然、もっとオーバー入賞率を上げれば、その差はどんどん開いていきます。
技術介入で1日あたり5~6千円程度の差が生まれる可能性は十分。
すなわち出来る人と出来ない人の差別化が図りやすいわけです。
海は出来ない(やらない)人が大半なので、無双などと比べて容易に差を付けることが出来ますし、台選びも楽で済みます。
ストローク
海 地中海はワープが上に付いています。
なので、ストロークは天釘付近からワープをかすめて落としてくる形が基本です。
個体差は大きいですが、海はステージの良い台もあります。
決まる台なら5割、それ以上もあり得るのでワープを抜く打ち方は必須です。
電サポ中に関してはチョロ打ちもあり。
これはスルーが抜けない場合に効果がある場合があるからです。
とは言え、無調整のスルーであれば、わざわざチョロ打ちする必要もないでしょう。
海 地中海 演出のポイント
いつも通りの海。
基本は魚群待ちですが、リーチになればいつでも当たりに期待してOK。
リーチにならずともプレミアの可能性はありますが。
また海 地中海も演出カスタムが可能です。
魚群の期待度や先読みの有無などを好みに合わせて調整出来るので、アナタの好きなバランスで遊んでください。
消化速度はいつも通り。
ヘソ戻しが4個の台に比べれば少し速くなっています。
時間効率は今でも最高峰です。
まとめ
海 地中海は比較的良いが、一番手ではない。
といった感じの仕上がりと言えます。
・店の扱いは悪くはない
・多少荒れる要素がある
・スルー関係のゲージは辛め
・技術介入レベルはいつも通り適度
こんな感じですね。
ST突破型なので、ここをクリアできないと苦しい展開になりますが、夢幻闘乱などに比べれば楽なもの。
その分一撃性能はそれほど高くありません。
よく言えば遊びやすく、連荘にも期待出来る。
悪く言えば中途半端。
トータル的な出来は良いので、ホールの状況に合わせて選択肢に入れて大丈夫です。
多台数導入しているホールも少なくないので、そうしたホールでは狙い目になる可能性も十分にあると言えるでしょう。