いわゆる「遊タイム(天井時短)」を搭載したSANKYOの
「真花月2~夜桜バージョン~」
さすがに規制の変わり目に不思議なぐらい敏感なSANKYOだけに、どのメーカーよりも早く天井付きパチンコをホールに投入してきました。
コロナがなければ他にも天井付きパチンコは続々と導入されていたでしょうが、現状ホールで稼働しているのはこの「真花月2」とリングぐらい。
この記事では真花月2の
・釘のポイント
・技術介入ポイント
・天井に関するポイント
など、真花月2で勝つために気を付けるべきことを網羅的に書いています。
基本スペック
「真花月2」はライトミドルのST機です。
通常時:1/199.8
確変中:1/79.8
ST突入率は100%で100回転まで。
連荘率にすると約72%です。
ヘソの戻しは3個、電チューと右ポケットが1個。
アタッカーが12個で、普通入賞口は3or4個です。
大当たり時のカウントは10カウント。
実質出玉とラウンド割合は以下
ラウンド数 | 割合 | 実質出玉 |
3ラウンド | 25% | 約330個 |
6ラウンド | 50% | 約660個 |
10ラウンド | 25% | 約1100個 |
ボーダーライン
真花月2のボーダーは等価で20個。
技術介入とオーバー入賞割合によって上下します。
完全な適当打ちの場合は等価で20~21個。
後述する技術介入を実践出来る人は18個。
特別に甘いということはありませんが、等価で18個。
さらに天井時短や100%STであるための安定感を考えると、かなり良いスペックです。
演出面は?
私はシンプル(演出少)モードでしか打っていませんが、基本的に縦スクロールになって図柄が魚介類じゃなくなった海です。
もう、言い逃れは出来ないぐらいに。
メーカーも完全に意識して作ってます。
私は常々、海をベースに演出を考えろ。と言っていますが、こういう意味じゃないんだよな。
ただ、時間効率も高く、サクサクと回せるので印象は良いです。
ゴチャゴチャが好きな人には物足りないかも知れませんが。
シンプルモードだと特にそうなのかも知れませんが、ノーマルリーチでも普通に当たります。
枠が赤フラッシュして、スーパー行かずにそのままノーマルビタ止まり。
なんてのも結構多い印象です。
スーパーに行っても長くないので、ストレスなく回せます。
・・・まぁ、海ですよ。
好調台・不調台の見分け方は?
そんなもんはありません。
こうなったら好調台。
こうなったら不調台。
みたいなことを言っている人は詐欺師か頭のオカシイ人なので、ちゃんと勝つことに主眼を置いてパチンコで勝ちたいならば相手にしないように。
娯楽、話のタネの一つとしてわざとこういうオカルトを言っている人は別です。
設定は?
真花月2には設定は搭載されていません。
勝ちに近づくポイント
ここから先は真花月2で勝ちに近づくための
・技術介入要素
に関して、書いています。
この先のポイントを知っているか否かで、1日実践で少なくとも「1,000円以上」の差が生まれるはずです。
裏を返せば、ここから先を知らなければ、真花月2を打つたびに、知っている人と比較すると知らない間に数千円以上損をしているということ。
釘のポイント
ヘソや風車周り、普通入賞口の釘調整に関しては基本で問題ありません。
なんども同じことを書くのもアレなので、
「釘の基本がまだ良く分からない」
という人は、先に以下の記事を参考にしてください。
真花月2で気にするべき釘のポイントは以下の2ヵ所です。
画像を参考にして、実際にホールで打つ際に気を配ってください。
赤矢印の方向がマイナス調整です。
ワープ周辺
真花月2の死に玉を生むポイントは緑の丸部分。
これ以外に無いので、ここを強めに潰してくる可能性があります。
それと大事なのは黄色の矢印部分。
ここをマイナスにすると、ワープに寄らなくなる上に緑の丸部分に向かう玉の量が増えます。
真花月2はステージ癖が強い台が多いので、ワープを潰されると回転率に大きくマイナスの影響を与えてしまうことに。
ですから、絶対に黄色の矢印部分のチェックは欠かさないようにしてください。
右打ち時、釘ポイント
特に難しいことはありません。
ただ、バイオリベレーションズ2などと同様、この筐体のSANKYO機は、右ポケットの調整は一般と逆がプラスです。
要は、右ポケットには入らなければ入らないほど、色々と都合が良いということ。
無調整なら大丈夫ですが、もし右ポケットを拡げている場合はマイナス調整なので、気を付けてください。
電サポ時に止め打ちを行うので、スルーをガチガチに閉められると辛いです。
4~5発に1発は抜ける程度の調整なら問題ありません。
技術介入ポイント
通常時の技術介入要素としては
・保留5個以上を維持
の2点が挙げられます。
真花月2はステージ性能が良く、ワープ抜け・自力乗り上げどちらも6割程度の入賞が見込めます。
当然、台ごとの個体差やネカセなどで変わりますが、基本的には優秀です。
ですから、ステージ止めは必ず実践してください。
もう一つは保留5個以上を目指すこと。
真花月2は通常時から8個保留で、保留が5個以上の時に変動が短くなります。
常に8個を目指すと期待値が下がりますが、5個以上からの時短も少しづつ積み重なって影響が出てくるので、5~7個の間を目指すようにしてください。
右打ち時の技術介入
通常時も大切ですが、適当打ちと一番の差が出るのは右打ち時。
オーバー入賞に関しては適当打ちでも結構な頻度で起こります。
ポケットに邪魔されることも多いので、わざわざ捻り打ちをするのは時間効率などを考慮するとおすすめしません。
カウントが10個なので、9個まで入賞させたら一拍置いて2個打ち出し。
ぐらいで良いと思います。
メンドクサイ人は打ちっ放しでも大丈夫です。
キッチリ止める人と比べれば差が出ますが、そこまで大きな差にはなりにくいので。
電サポ中の止め打ち
最も大事なのは「電サポの止め打ち」です。
電チュー・右ポケット共に戻しが1個なので、打ちっ放しにしていると結構な損をします。
STも100回転で、大当たりの確率も1/80なので後ろまで引っ張られやすいのも、影響を大きくする要因です。
さらに、天井時短の759回転に関しては、その影響はさらに甚大なものになります。
打ちっ放しをしていないので、あくまでも推計ですが。
打ちっ放しの場合は、1回転あたり平均で0.6個程度は玉が減ります。
ST中に大当たり確率である1/80で平均的に当たるとすると、毎回48個。
等価の場合は約200円ほどの差が生まれます。
1日でSTを1500回転消化したとすると、900個。
等価で約3600円程度の差になりますね。
STの消化回転数は1日単位だとブレにブレるので、一概に1日でいくら損する。
とは言えませんが、打ちっ放しだと損をすることは明白です。
時短天井で電サポを消化することなども加味すれば、打ちっ放しと止め打ちでは1日あたり5,000円程度の差が生まれると考えて良いでしょう。
電サポ中の止め打ちは非常に簡単なので、必ず実践してください。
「そんな程度の金のためにチマチマやりたくない」
って人は無理にしろとは言いませんけど。
手順は以下
・抜けたら追加で2~3発打つ
大当たり終了時などはスルーが枯れている場合も多いので、まずはこの手順で最初の電チュー開放を行いましょう。
釘が無調整なら平均で3~4発に1発はスルーを抜けるので、追加の2~3発打ちからはスルーが枯れることは無くなるはずです。
スルーが閉められている場合は、2~3発を3~4発にするなどで対応しましょう。
これが終われば後は
を繰り返すだけ。
特に小デジの抽選結果に合わせて打ち出し個数やタイミングを細かく分ける必要はありません。
もしも途中でスルーが枯れた場合は、単発打ちからリスタートしてください。
この手順で止め打ちすれば、1回転あたりの減少を0.1~0.2個ぐらいに抑えることが可能です。
先の打ちっ放しだとST1,500回転で900個だったのが、150個前後になります。
その差は750個なので、3,000円の差です。
当然、この差はSTの消化回転数が増えれば増えるほど大きくなっていきます。
文で見ると少し難しそうに感じるかも知れませんが、やってみると非常に簡単です。
これが出来れば日当が取れる。
って話ではないですが、難しくないので可能な限り実践してみましょう。
増えない止め打ちはモチベーションが上がらないのは重々分かりますが、今は昔とは違いますから、そこは諦めてください。
天井狙いのポイント
真花月2は普通に打っても十分に良いスペックです。
ですが、より勝ちの可能性を高めるならば天井狙いも視野に入れて立ち回りましょう。
真花月2の天井は
・ST終了後
このどちらかの条件を満たした後、そこから500回転ハマると天井時短が発動し、以後759回転の時短が作動します。
経験が無いので分かりませんが、一度天井時短が作動し、その中で当たりを引けずに通常時に戻った場合は、そこから500回転回しても再び天井時短は作動しないようです。
約1300ハマりですから、そうそう起こることではありませんが、可能性は0ではありません。
この場合、データ表示機で1300以上が表示されていますから、こうした台は天井狙いから除外する必要があります。
あくまでも分かっている作動条件を見ての話なので、もしかすると何度でも天井時短が作動する可能性もありますが、必要の無いリスクは冒さない方が無難です。
天井狙いのボーダーライン
スロットの天井狙いと違い、パチンコの場合は千円あたりの回転数も意識する必要があります。
初当たり1回の期待差玉が約2700個。
千円あたり20回の回転率。
この条件で交換率を考えて私なりのボーダーラインは
3.6円:380回転
3.3円:400回転
といった感じでしょうか。
ST後のデータ表示機なら、これに100を足した回転数ですね。
計算上はもっと早くから打っても大丈夫ですが、大した金額を期待できないので少し厳しめにこれぐらいの回転数からを目安にしましょう。
当然、千円あたりの回転率が20回転より下がるのであれば、それに合わせてボーダーラインを高くしていく必要があります。
出来るだけ打たずに千円当たりの回転数を予想出来るようにすれば、打ってみたら実際は全然足りてなかった。
なんて事態を少しは減らすことが出来ます。
そのためには釘の見方を覚え、その店でのネカセや調整のクセを掴んでおく必要があります。
また、ラムクリをされていなければ宵越しでの天井狙いも可能。
これはスロットのハイエナではお馴染みの手法ですね。
前日300回転で閉店。
翌日100回転回されてヤメられていた場合は狙い目です。
ただし、ラムクリをされていると旨味は0なので、この場合は100回転回して天井が作動しなければ捨てて良いです。
先に書いたように、打つべきラインは350、最悪でも300から。
千円当たり24個とか回るなら気にせず打つべきですが、そんな台は普通に打って勝てる台なので時間と気持ちが許す限りは追い掛けましょう。
まとめ
天井搭載機だからといって、なにもそれに固執する必要はありません。
そもそも打ちやすい良いスペックなので、ちゃんと回る台であれば普通に打てば良いでしょう。
天井を意識して、必要以上に回らなくしているホールもあるので、こうしたホールでは天井狙いをするにしてもボーダーをかなりシビアに設定する必要があります。
大切なのは臨機応変。
あくまでも選択肢の一つとして立ち回りに活かしてください。
天井狙いのハイエナをするにしても、絶対にマナーは守りましょう。
後ろで張り付いてベガ立ち、軍団のような台の占拠など、人として底辺中の底辺な行動は厳に慎んでください。