パチンコのボーダーランキングはあまり役に立たないという事実

コラム
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「パチンコのボーダーランキング」

なるものを1つの参考にして、打つ機種を決めている人も居るのでは?

勝つにはボーダーを意識することが大切だと聞いた。
だからパチンコのボーダーランキングを参考にしている。

パチンコで勝ちたいと真摯に考え、色んな情報を参考にし始めた

「勝つためのパチンコ初心者」

の人に多いような気がします。

これは間違いではないですし、勝つために色んな情報に触れようという考えは非常に素晴らしいことです。

が、ここでそんなアナタに苦言を呈します。
それは

「パチンコのボーダーランキングは実践では役に立たない場合が非常に多いし、間違いも少なくない」

というものです。

この記事では、

・なぜボーダーランキングは意味がないのか
・じゃあ、何を基準に機種を選べば良いのか

という疑問に対してお答えしていきます。

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パチンコのボーダーランキングが無意味な理由

パチンコにおいて、ボーダーラインが甘いこと。
これは確かにその機種が甘い、引いては客側に有利な部分がある。

と言い換えても間違いではありません。

ですが、各機種のボーダーライン。
この情報は当然ながらホールも持っています。

もっと言うと、

・回転率
・出玉率

これらをどのぐらいに調整すれば、1台あたりの台粗がいくらになる。
というデータがホールコンに入っています。

これに合わせて調整したのに出玉が出過ぎている。
そうなるとホールコンがアラートを出して警告します。

要するに、新台で入った段階で、ホール側は一般的なユーザーよりも詳細なデータを持っており、それに合わせて調整をしてくる。

ということ。

つまり、ボーダーが甘い機種は店での扱いがより厳しくなるので、実践においては打てる機会が劇的に少なくなる場合が多いです。

この記事を書いている時だと、仮面ライダー轟音や甘仕置人、ドラム海JAPANなど。

ボーダーラインは低い機種ですが、多くの店での扱いはヒドイものではありませんでしたか?

ボーダーラインの高低を1つの参考にすることは間違いではありません。
良い状況が見込めるなら、こうした機種から釘をチェックする方が良いです。

ですが、甘い機種は必要以上にホールの警戒が厳しくなることが多く、実践ではそのランキングを基にして機種を選ぶ機会は少ないと思います。

ボーダーが辛いとダメな機種なのか

パチンコのボーダーランキングばかりを気にしていると、

「ボーダーが辛い(高い)機種は打つ価値ナシ」

と思ってしまうかも知れませんね。

確かに、最近ではボーダーの高低に関わらず、一律の回転率や出玉率で調整しているホールも少なくありません。

そうしたホールでは、ボーダーが辛い台はただただシンドイだけです。
どうせキツイなら、ボーダーが低い機種を選んだ方が賢明。

ですが、ある程度は機種毎のボーダーに合わせて調整をしてくるホールの場合。

これだとボーダーが辛い機種でもチャンスが生まれます。

理想は技術介入に寛容なホールで、ボーダーは辛いけど技術介入の効果が高い機種を打つこと。

ボーダーが辛いとライバルが少なくなり、ホールの管理が多少は甘めになることも。

そうなると、潰しが効く台として重宝する場合があります。
打つ台がない時、狙い台からあぶれた時など。

積極的に打つほどではないけど、状況に合わせてゆる~く日当1万ぐらい抜いて止める。

こうしたスベリ止め的機種として、ボーダーが辛い台のチェックもムダにはなりません。

「ボーダーが辛いから使い道はない」

始めからそう決めてかかると、意外に楽して勝てる台を見落とす場合もあるのです。

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個人サイトのボーダーランキングは間違いもある

ボーダーランキングを作ることは良いでしょう。
それが参考にならないわけじゃないですからね。

ただ、ランキング形式にするなら条件を同じにする必要がありますよね。

よくある間違いが、

「ヘソ1個戻しと3個や4個戻しをごっちゃにしてランキングを付けている」

というもの。

ヘソ1個戻しの台は、その分だけ初当たり1個の期待差玉を多く出来ます。
そのため、ボーダーの回転数は必然的に低くなる。

ヘソ3個や4個の場合はこの逆。
1個戻しに比べると期待差玉は厳しくなります。

こういう言い方をしてもピンと来ないかも知れませんので、実例を挙げてみましょう。

真・怪獣王ゴジラNL-K

この機種はヘソ1個戻しで、出玉増減なしの等価ボーダーが18個ぐらい。
しかも、右のゲージや電サポ性能が良くないので、基本は玉が減ります。

新・必殺仕置人TURBO

かたや私の推し機種、甘仕置人。
こちらはヘソ3個戻しで等価ボーダーが17.5個ぐらい。

一目瞭然で、仕置人の方が圧倒的に甘いです。

ちなみに、ヘソ1個戻しと3個戻しだと、打ち込み速度(玉の減るスピード)は大体15%ぐらいは速くなります。

それだけ金を喰うってこと。

まぁ、このゴジラを1位にしているボーダーランキングは論外。
どうせ、誰かのブログを見て、適当にランキングを弄ったりしただけでしょう。

そもそも基準が違うので一緒にするのも違いますけど、マクロスFやヤマトの甘デジなどは1個戻しで等価ボーダーが15個ぐらい。

これを3個戻しと比較するなら等価ボーダー17個。
4個戻しなら18個ぐらいと同じ感じ。

で、同じボーダーなら3個戻しや4個戻しの方が圧倒的におすすめ。
甘デジとは言え、ハマる時は平気で4~500回転は行きますよね?

これをヘソ1個戻しで追うと、かなりの金額が必要になり、等価や持ち玉でない場合はその時点でゲームオーバーになりかねません。

パチンコ・パチスロで勝つために、というか株やFX、商売などなんでも共通しますけど。

「勝つためにはどれだけ投資を抑えることが出来るか」

これが個人や大金持ちでない人が勝負する時にまず考えるべきことです。

1個戻しはボーダーだけで比較すれば甘くなって当然。
でも、それが機種自体の本当の甘さと同義かというと全然違う。

この部分を履き違えると、間違ったボーダーランキングに騙されて、甘くもなんともない機種を打って負ける羽目に遭いますよ。

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なにを基準に機種を選べば良いの?

基本はボーダーの高低を参考にして問題ありません。
ただし、先に書いたように条件が同じであることを確認しましょう。

これはヘソの戻し個数に限らず、持ち玉比率や交換率。
何時間打つのかなどのシミュレーション条件もです。

これらの条件が同じであって、初めてボーダーランキングは機能します。

・技術介入の効果の違い
・演出の長さ(同じ時間で回せる回数の違い)

これらも加味しないと、実践では役に立ちません。

「そんな色々と言われても、よく分からん」

なるほど、そうなる場合も多いでしょう。
特に勝つためのパチンコを始めたばかりの人は仕方ありません。

私も最初は試行錯誤、右往左往してましたから。

最終的にはアナタ自身の物差しを作り、それを基準に打つべき機種を選べる様になった方が良いです。

ですが、最初の内は以下のランキングを参考にしてみてはいかがでしょう。

【2022最新版】勝てる甘デジおすすめランキング 元プロ厳選の13機種
甘デジの中で勝ちやすい機種ってどれだ? そんな疑問を持っているあなたに、元プロが新台を含めた現行の甘デジの中でおすすめ出来る機種を厳選してピックアップ! このおすすめ甘デジの中から機種を選べば、あなたの台選びはグッと楽になりますよ。
【2022年版】パチンコの勝てる機種。元プロがおすすめを紹介します
元パチプロが現場で得た肌感を基にして、「今、勝てるパチンコ機種」について書いています。 勝てるパチンコ機種をお探しなら絶対に見ておくべき内容ですよ。
勝てるライトミドルおすすめランキング。元プロ厳選のラインナップ
「ライトミドルの中で勝ちやすい台ってどれだろう?」というアナタに、元プロがおすすめをピックアップ! 勝ちやすい、勝てるライトミドルをお探しなら、まずはここから探してみてはいかがでしょうか?

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まぁ、損はしないので、覗くだけ覗いて見てくださいな。

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まとめ

ここまで書いたのはあくまでも、

「ボーダーランキングを基準にした機種選びの注意点」

であって、打つ台を決めるための決定打ではありません。
打つ台を決めるのは、なにより釘です。

どんな機種でも、釘が良くて回転率・出玉率共に良好ならそれが打つ台を決める決定打になります。

パチンコのボーダーランキングを見る時は、ここまで解説したように同一条件でそのランキングが作られているか否かを必ずチェックしてください。

で、ここまで書いててあれですけど、ボーダー自体が普通の人にはあんまり意味がないというか、それを参考にしてもなかなか勝てないんですよね。

なぜボーダー理論では勝てないのか?
大事な部分で何が抜けているのか?

ってのは、以下の記事で解説しています。

ボーダー理論で勝てないのは、当たり前っちゃ当たり前な話

ボーダー理論で勝てないのは、当たり前っちゃ当たり前な話
パチンコ・パチスロのボーダー理論を掘り下げて解説。多くのメディアが触れない部分も書いてますよ。 これを読めば、ボーダー理論の本質と、世間の多くが勘違いや思い違いをしている部分。 メディアのミスリードがどうなっているかも分かるでしょう。
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