最初に書きますが、今のパチンコで勝つ難易度は激ムズです。
さらに言えば、
「楽してパチンコで勝てる方法が知りたい」
なんて感じでこの記事にたどり着いた人は、今すぐお帰りください。
だってそんなもんこの世に存在しませんから。
それでもパチンコで勝ちたい。
パチンコの勝ち方を知りたい。
なら、この記事や関連記事を読んで勉強しましょう。
18年連続年間収支プラスの元パチプロが、パチンコの勝ち方。
その全てをここに書いています。
長いので、小分けにするか必要な部分だけ読むのもOK。
実はパチンコの勝ち方で一番大事なこと
パチンコの勝ち方と調べれば、技術的な面を解説する情報が目に留まるでしょう。
確かにパチンコは遊技ですし、やるべきことをやれば勝てるゲーム。
しかし、勝負事である以上、勝つためには技術以上に大事なことがあります。
それは「パチンコで勝つための心を作る」こと。
特に金銭的な勝ちを目指すなら、ここに甘えは許されません。
なぜか?
パチンコは慈善事業ではなく、営利目的の事業だからです。
パチンコで勝つとは、営利企業の利益を奪うこと。
しかも相手は戦艦、こっちは豆鉄砲ぐらいの戦力差ですからね。
心の面では相手と同等、それ以上でなければ話にならぬ。
では、そんな心をどうやって作るのか?
まずはこの部分から解説。
正しい情報を得る
一番良いのは身近にパチンコの勝ち方を知っていて、しっかりと結果を残している人がいること。
もし、そんな人が身近にいるなら、遠慮せずに「パチンコの勝ち方を教えてくれ」と言いましょう。
パチンコは地域差も大きいので、自分と同じ行動範囲で勝てている人があなたにとっての最高の師匠になります。
そういう人が身近にいないなら、ネットを頼りましょう。
ただ、ネットの情報は玉石混交ですから正しい情報を選ぶことが重要です。
しかし、初心者や現状パチンコで勝てていない人にこの選択をしてくださいと言うのは酷な話。
そこで元プロの私が、情報を選ぶ時のポイントを伝授します。
- 絶対に勝てますは99%詐欺
- 機械の内部仕様に関して言及しない
- 特定の回転数が狙い目とか言ってる
- 演出の期待度の話ばかりする
この辺りのことを言っている情報元は、パチンコの勝ち方を知りたい場合は除外すべきです。
素直な心を持つ
何年パチンコをやっているかは一切関係ありません。
大事なのは生涯のパチンコトータル収支がプラスか否かだけです。
今までマイナスなら、そのやり方はパチンコの勝ち方として間違っている。
それ以上も以下もありません。
この事実を素直に受け入れ、パチンコの勝ち方を0から学ぶと思えるかどうか。
「俺は○○年パチンコしてるんだ! 俺のやり方が間違っているはずがない」
そう言って素直に受け入れられず、私が近くにいるのに意見を聞かず負け続けているバカもいます。
他人のせいにしない
パチンコで負けている人は、もれなく他責思考です。
たまたま勝った時は全て自分の手柄。
負けた時はお店が悪さをしていると他人のせいにする。
これでは一生パチンコで勝てる様にはなりません。
パチンコの勝ち負けは運が大きく影響しますが、それも含めて全部自分の行動が原因です。
勝っても負けても自分の行動を振り返り、悪い部分があれば随時修正していく。
そうして立ち回りや思考を勝つためのものに変化させることが必要になります。
他にも細かなことはありますが、この3つを意識すればパチンコの勝ち方で一番重要な心の部分。
この土台をしっかりと作っていくことができることは間違いありません。
なぜなら、全て実体験ですから。
必ず収支をつける
まずは誰でもできて一番簡単なこと、収支をつけることから始めましょう。
これも無理と言うなら、パチンコで勝つことは不可能なので諦めてください。
詳しく収支をつけるに越したことはありませんが、まずは単純に以下のことだけで大丈夫です。
- その日の勝ち負け金額
- 打ったお店と機種
- イベントをしていたか
最初はこれぐらいで良いでしょう。
慣れてくればこの記事内で解説していることを参考に、
- 打った台のクオリティ(回転率・出玉・玉の増減など)
- その日打った台の期待値
- 機種名と台番
なども書き足していくと、より精度が高くなります。
収支をつける最大の目的は現実と向き合うことです。
人間の記憶は都合が良く、負けたことは忘れて勝ったことは覚えているもの。
これだと正確に収支がプラスか否か分かりません。
記録は残酷ですが、冷静な事実でもあります。
ちゃんとパチンコで勝ちたいなら必ず収支をつけましょう。
もう少し掘り下げてパチンコ収支の付け方に関して知りたい人は、以下の記事をチェック。
パチンコの勝ち方はとても単純
パチンコの勝ち方はとても単純です。
「回る台を時間とお金が許す限り打ち続ける」
これだけで、パチンコで勝つことは可能になります。
逆に言えば、これ以外の勝ち方は基本的に現在のパチンコには存在しません。
巷には未だに色々と攻略法だなんだと売っている輩もいますが、全員もれなく詐欺なので絶対に引っかからない様に注意してください。
では、そもそも回る台の基準はどうやって決めれば良いのか?
その答えを出すのに使われるのが、俗に言う「ボーダー理論」です。
超明快。ボーダー理論を解説
ボーダー理論という言葉。
パチンコの勝ち方を探している人なら初心者の人でも一度は聞いたことがあるかも知れません。
ただ、理論と聞くとなんか難しそうに感じるもの。
初心者の人や数学が苦手な人なんかは特にそう思うでしょう。
大丈夫です。
高校数学で8点を取ったほどの筆者でも、なんの問題もなくボーダー理論は理解できましたから。
パチンコのボーダー理論を一言でまとめれば「勝ち負けを分ける境界線」です。
言い換えれば「機種ごとに算出されたボーダーラインを超える回転数の台を打ち続ければ勝てて、下回れば負ける」と言えます。
このボーダーを超える台が回る台。
つまり勝てる可能性がある台です。
「その機種ごとのボーダーラインはどうやって知れば?」
と思うでしょう。
機種ごとのボーダーラインはネットメディアなどを参考にして大丈夫。
ですが、そうした情報を扱う際には必ず注意するべきポイントがあります。
ボーダーラインを参考にする注意点
各メディアが掲載しているボーダーの数字は、その条件で算出した場合であることが前提。
この前提条件が変わると、ボーダーラインの数値も変化するので注意が必要です。
具体的に気を付けるべきポイントとしては
- 大当たり出玉1回を何玉で想定しているか
- 時短・確変(電サポ)中の玉の増減はどうか
- 交換率はいくらか
- 持ち玉比率はどれぐらいか
- 何回転させる想定になっているか
この辺りを意識していないと、掲載されているボーダーと比較しても意味がありません。
初心者の人には馴染みのない単語や疑問点もあると思いますが、なぜこれらが重要かと合わせて解説するのでご安心を。
1回の大当たり出玉って違うの?
1回の大当たり出玉の計算式は
「アタッカーに1個入賞時の出玉数×1ラウンドのカウント数×大当たり1回のラウンド数-打ち出した玉数」
で求まります。
こう見るとややこしく見えますが、例を出すとそうでもありません。
ここに例を記載
こんな感じで、打ち方によって大当たり1回で獲得できる出玉に差が生まれることは珍しくありません。
1回あたりは数個~数十個の差ですが、最終的な勝ち負けには大きく影響する部分。
なので、出玉の把握は絶対にできるようになりましょう。
時短・確変中の玉の増減
これも細かなことですが、時短や確変中。
いわゆる電サポ中も気を付けて打たないと大きく勝ち負けの結果に影響を及ぼします。
電サポ状態を100回転消化した時、1回転毎に1個減る人と1個増える人では200個の差が生まれます。
最近は増える機種が少ないので頑張って現状維持が多いですが、それでも差は100個。
初心者やパチンコで勝てていない人は、電サポ中の打ち方が非常に適当な場合が多いので、知らない間に大きな損失を出している可能性が高いと言えます。
これを解消する技術が「止め打ち」です。
止め打ちに関しては別記事を参照してください。
交換率ってなに?
パチンコは基本的に1玉4円でお店から借ります。
そして、遊技終了時に出玉があればそれをお店に返却することで店内での一連の流れは完結。
で、出玉をお店に返却する際、そのお店が決めている返却レートによって1玉の価値が変動します。
この返却レートが「交換率」です。
各種メディアに掲載されているボーダーライン一覧などは、基本的にこの交換率別で必要な回転数を掲載しています。
大体の交換率は以下の感じです。
「ここによくある交換率を記載」
自分が打っているお店の交換率を知らないと、この部分の判断が不可能です。
なかなか無い話ではありますが、初心者の人や勝ち方を知らない人の中には、そのお店の交換比率を知らずに打っている人も0ではありません。
もし、今まであなたがこの交換率を意識していなかったなら大問題です。
次回からは必ず確認する様にしましょう。
ただし、最近は店員に聞いても基本的に教えてくれません。
これは風営法、引いては警察との絡みの話であり、その店員が意地悪ってことではありません。
一番簡単で確実なのは、そのお店の最安値特殊景品分の玉を借りて1発も打たずに交換すること。
最安値の特殊景品の価格は地域によって変わるので、自分で調べる他ありません。
最近だとネットで検索すれば出てくることもありますが、確実性に欠けますし、自分が行っている店の情報が無い場合もあるので、原始的なこの方法を知っておいて損はナシ。
等価交換でない場合はいくらか金銭的に損をしますが、パチンコで勝つための初期投資の1つとして割り切ってください。
持ち玉比率ってなに?
さっきの交換率の話と繋がりますが、等価交換でない場合は基本的に借りた時より返す時の方が1玉の価値は下がります。
しかし、これはあくまでも返却して遊技を終了したときの話。
一度当たって得た出玉を使って打っている最中は玉を店から新たに借りないので、交換率による損は生まれません。
この損が生まれない状態の時間が「持ち玉比率」です。
持ち玉比率60%で計算と書かれている場合は、打っている時間の60%を交換ギャップのない状態で打てた場合という意味です。
交換率にギャップがある場合、持ち玉比率が高ければ高いほどボーダーを下げて計算可能になります。
当然、機種ごとにボーダーの下限はありますが。
交換ギャップがある店で、持ち玉の状態なのに現金投資している人を見かけますが、大損なので絶対に止めましょう。
何回転させる想定か
これも持ち玉比率に関係する項目なので、等価のお店で打っている場合は意識しなくても基本的には大丈夫ですが、交換ギャップがある場合は要注意。
同じ持ち玉比率で、ボーダー算出条件より回転数が少ない場合はよりボーダーが辛くなり、多くなれば甘くなるためです。
多くの場合、1,000~2,000回転で計算していますが、通常確率状態をこれだけ回すとなると機種によりますが8~10時間程度は必要。
基本的に掲載の回転数だけ回すのは一般ユーザーには厳しいので、一段辛くボーダーを参考にした方が良いです。
ここまででも、そこらの負けてる人よりはボーダーに関して数段賢くなっていますが、より詳しく知りたい、パチンコの勝ち方を知りたいって人は以下の記事をチェック。
回転率の測定方法
回転率は、「1,000円分の玉で何回転できたか」を意味します。
基本的には1,000円250玉で換算するのが一般的です。
厳密には250個打ち込んでいる間にスタート(ヘソ)や一般入賞口(盤面の左下に3つぐらい存在する穴)に入っていくらかの玉が返ってくるので250個ではありませんが、この部分は気にしなくて問題ありません。
現金投資をしている間は回転率の測定が一番簡単。
単純に1,000円使って何回転しているかを見るだけです。
持ち玉の場合も、最近はパーソナルのお店が多いので現金と同じで問題ありません。
250個、貸出ボタン2回押して何回転したかを見れば大丈夫です。
また、回転率は平均で計算しましょう。
私は5,000円分の打ち込みごとに平均の回転数を記録する様にしていました。
このいくら打ち込むごとに平均を出すのが最適か? に関しては正解がありません。
釘読みの精度、自分の経験によるところが大きい部分です。
回転率は魔物
「1,000円で25回転したからお宝台だ!」
なんて思ってはいけません。
回転率は非常にブレが大きく、最初の5,000円で125回転だった台が終日打ち切って1,000円20回転ぐらいまで落ちることは普通にあります。
どんなに最初が良くても油断せずに、数千円ごとに回転率の平均をしっかり意識することが大切です。
重複する部分も多いですが、回転率に関してより詳しく知りたい場合は以下をチェック。
釘読みを心がけて勝ちを手繰り寄せる
ここまではパチンコの勝ち方における座学であり、ここからが実技になります。
とは言え、釘読みの基本は慣れること。
どれだけ本気で、多くの釘とにらめっこしたかの経験値が大きくその精度に影響します。
一朝一夕では難しいのが現実です。
まずはその事実を認識してもらい、その上で以下の記事を参考にしてください。
寝かせってなに?
パチンコにおける寝かせは、その台の傾斜を意味しています。
全ての台が垂直に備え付けられているわけではありません。
基本的に垂直か、あなたから見て奥側に傾斜が付けられています。
寝かせに関しては傾斜がありとなしで一概にどちらが良いとは言えないのが現実。
ステージが強い機種(最近のSANKYO系など)は、傾斜がある方が有利に働く場合もあるからです。
ですが、こと釘の面だけで見れば、寝かせは無い方が良い。
つまり台に後ろ向きの傾斜が付いていない方が有利であると言えます。
寝かせに関して詳しくは以下。
パチンコの勝ち方、その神髄
ここまでの内容を踏まえた上で、パチンコの勝ち方における神髄を教えます。
それは「損小利大」の徹底です。
負ける台であると分かった段階で、その時の収支に関係なく止める。
逆に勝てる台であれば、時間とお金が許す限り打ち続ける。
自分の勝手な思い込みや思想は一切排除して、ただ目の前の事実を基にして行動すること。
これがパチンコの勝ち方における神髄です。
俗に「期待値稼働」とも言われます。
期待値はあくまでも想定で、必ずその結果に落ち着くわけではありません。
しかも、パチンコほど分母が大きくなると基本的に確率の収束も起こりませんから、ある意味で机上の空論です。
だから初心者や勝てていない人は「ボーダーとか期待値とか無駄」と切り捨ててしまいます。
しかし、現代パチンコの勝ち方はこれ以外にないのが厳然たる事実。
唯一こちら側に与えられている武器なんです。
長期的な視点を持つべき
パチンコで負けている人の多くは、その日だけの勝ち負けに固執し一喜一憂します。
そして他責思考を前面に押し出し、勝ったら自分の手柄で負けたら店が悪さしてると管を巻き、それに同調してくれる人と傷の舐めあいをして何も反省せず進歩もしない。
冒頭でも書いた通り、現代パチンコで勝つことは難しい。
だからこそ、日々の積み重ねをして常に自分を磨いていく必要があります。
心理も収支も、こつこつと積み重ねて結果を出すしかない。
期待値稼働は結果が出るまでに時間がかかりますから、1日の勝ち負けに固執しては持ちません。
「期待値ある台が打てたからOK」と思えとは言いません。
期待値で物が買えないのは事実ですから。
しかし、
「負けて気分悪いけど、期待値ある台は打てたから1年後には結果が出ているはずだ」
ぐらいの気持ちでいることが大切です。
昔の様にガチの攻略法があったり、店の状況が良かったり、技術介入バリバリ効いて日当が3万を軽く超える台を毎日打てる。
そんな時代ではありません。
1回平均1~2万円勝てるかどうか。
そのレベルの期待値を積み重ねといくのが現代パチンコです。
とは言え、1回10,000円負けるのと勝つのでは、実質的に20,000円の差。
月に4回でも80,000円、年間だと960,000もの違いになります。
とにかく長期視点で、心穏やかに正しいことを積み上げる。
それができれば、パチンコの勝ち方をマスターしたと言えるでしょう。
数は少ないが絶対に勝てる方法もある
正直、あまり現実的ではありませんし、お店によっては出禁を喰らう可能性もあります。
しかし現代パチンコの勝ち方で唯一、この手法が絶対に勝てる攻略法です。
それは「当たっている台を拾う」こと。
俗に言う「右打ちランプ攻略」です。
いや、そんなの無理だと思うでしょうが、現行機種の中にもこれが狙える機種があります。
「小当たりラッシュ搭載機」です。
小当たりラッシュ搭載機は、その機械の使用上「通常時に戻った時に右打ちで貯めた保留を1つ消化するのに10分前後必要」となっています。
つまり、前任者が当たりを残して帰ってしまう可能性があるということです。
特に京楽系の台は拾いやすい。
その遭遇頻度は低いですし、それだけを狙ってお店を徘徊なんてすれば出禁になるのでおすすめはしませんが、頭の片隅に置いても損はないでしょう。
同様に、保留を残して前任者が帰り、その保留で大当たりした台を拾う。
そんな手もありますが、こちらも出禁のリスクと要らぬトラブルの元になる可能性があるのでおすすめしません。
絶対ではないがかなり勝率の高い方法もある
こちらも最近減りましたが、パチンコにも天井機能が付いた機種があります。
遊タイムと呼ばれるものですが、当たらずに既定の回転数を迎えると長い時短が発動、もしくは実質的に大当たりする仕組みです。
いずれにしろ、到達したらほぼ当たりであり、1回は出玉を獲得できることになります。
1回の当たりで確実に獲得できる出玉が400個とすると、約1,600円。
つまり、1,000円以内に天井到達する台を見つけられれば、ほぼ負けることはありません。
現実的にここまでの台はあまり見かけませんが、この天井を意識しておくと立ち回りの幅が広がります。
まとめ
パチンコの勝ち方として知っておくべき項目の紹介と、ある程度踏み込んでの解説をしました。
ただ、どれだけ知識と技術を身につけても運が悪ければ負けますし、店の裁量次第でどうにもならんことも多々あります。
それでも意識するとしないでは大きく収支に差が出るのも事実。
パチンコで勝ちたいと思うなら、実践して損はありません。
また、プロでもないなら全てをガチで意識する必要はないでしょう。
アナタのスタイル、できることから始めて、パチンコの勝ち方を少しづつ身につけてください。