CR機の最後の最後まで看板を張った機種。
その一角は間違いなく『花の慶次 漆黒』でしょう。
で、そんな慶次漆黒に甘デジバージョンが登場。
『PA 真・花の慶次2~漆黒の衝撃 99ver~』ですね。
はい、いつも通り長いので記事内では『慶次漆黒 甘』で統一。
この記事では慶次漆黒 甘の基本スペックやボーダー、釘や技術介入ポイントなんかをサックリと考察していきます。
ボーダーは、メーカー公表値を基に私が勝手に計算し、色々と考慮した数値。
参考にして損したとかの苦情は一切受け付けません。
全て自己責任でお願いします。
慶次漆黒 甘 基本スペック
慶次漆黒 甘 はオーソドックスな「転落式V確変機」です。
基本的にはCRの慶次漆黒と同じと考えてOK。
大当たり確率
通常時確率 | 1/99.90 |
ST中確率 | 1/59.04 |
大当たり割合・連荘期待度
ラウンド割合はヘソと電チューで異なり、以下の感じ。
ヘソでの当たり
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
10R確変+電サポ70回+転落まで | 10% | 約600個 |
6R確変+電サポ70回+転落まで | 40% | 約360個 |
6R通常+時短30回 | 50% | 約360個 |
電チューが以下の感じ
ラウンド数(R) | 割合 | 実質出玉 |
10R確変+電サポ70回+転落まで | 50% | 約600個 |
4R確変+電サポ70回+転落まで | 50% | 約240個 |
ラッシュ突入期待度・継続期待度
ヘソでの当たりはラッシュ直行が50%。
時短での引き戻しを加味すると突入期待度は約64.5%。
確変は転落式で、転落確率は1/123.6。
転落後も電サポは70回まで継続し、その間に引き戻せばOK。
この辺の流れもCRの漆黒と同じですね。
で、トータル連荘期待度が約78%。
これは電サポ終了時に電チュー保留が4個全て残っていることが条件。
単純に1個減ると1%期待度が下がり、増えると1%上がる感じ。
各種賞球
各種賞球は以下
入賞口 | 賞球数 |
ヘソ | 1個 |
電チュー | 1個 |
普通入賞口 | 4or5個 |
アタッカー(10カウント) | 7個 |
普通入賞口は盤面左3ヵ所が5個。
盤面右が4個戻しになっています。
「お前の書いてることなんか信用できるか!」
というアナタは以下のメーカー公式ページへどうぞ。
PA 真・花の慶次2~漆黒の衝撃 99ver~ 公式ページへ
天井遊タイム
慶次漆黒 甘 は天井ナシ。
甘デジだからと舐めてかかると平気で5~600はハマります。
慶次漆黒 甘 のボーダー
打ち方の比較は初心者の人と、ある程度のレベルの人。
その違いの大きな部分として以下の点を基準にしています。
・保3止め・ステージ止めをしない
・電サポ中に打ちっ放し
・基本的にヘソのオーバー入賞は0
・電サポ中は可能な限り節約打ち
シミュレーション条件
・8時間は打つ(等価は関係なし)
・持ち玉比率は50%
技術介入、特に電サポ滞在率が高くなり勝ちな機種なので、その際の電サポ性能によってはボーダーが辛くなる可能性があります。
なので、あくまでも電サポ中にほぼ玉が減らない場合は。
という条件で捉えて参考にしてください。
また、電サポ終了時に電チュー保留が4個貯まっている前提で計算しています。
上記ボーダーを参考にするなら、必ず電チュー保留4個で電サポを終えてください。
70回転以降の場合は電チュー保留を貯めきれない場合がありますが、これは仕方ありません。
代わりに70回転で電サポが終了する場合は開放タイミングを合わせて、電サポ終了1回転目を消化するタイミングで電チューを開けてください。
これで実質75回転電チュー抽選を受けられるので、相殺できます。
初心者レベルのボーダー
3.6円交換:19個
3.3円交換:20個
3.0円交換:21個
2.5円交換:23.5個
上級レベルのボーダー
3.6円交換:18.5個
3.3円交換:19.5個
3.0円交換:20.5個
2.5円交換:23個
右の普通入賞口が4個戻しで、そこの調整が無調整or良調整ならボーダーを0.5ぐらいは下げれるかも知れません。
1個戻しで天井も搭載していない割に辛めです。
技術介入と釘のポイント
実際に半日程度打ったので、それを基に書いていきます。
間違っている可能性もありますが、そこは各自で修正してください。
技術介入
捻り打ちに関しては比較的簡単な部類。
2割程度のオーバー入賞なら普通に狙えます。
ただ、戻しが7個なので効果はそこまで高くないです。
捻りが得意な人は積極的に狙うべきですが、苦手な人は無理に狙わずラウンド間の止め打ちだけ行えば良いかと。
止め打ちに関して
この機種は止め打ちの技量次第で結構な差が生まれる可能性があります。
まずは電チューの開放パターン。
左点灯:3秒開放
右点灯:1.5+1.5秒開放
左右 :1秒+2秒開放
になっています。
ランプはランプ群の上から2段目、その列の中央2つです。
この開放パターンに応じて止め打ちをしていきましょう。
ちなみに打ちっ放しだと4個戻しが無調整でも玉が減るので厳禁。
最低でも簡易手順を行って、玉減りを最小限に抑えてください。
では、止め打ち手順を2種類紹介。
ただし、釘の具合によっては電チューまでの到達時間が変わるので、適宜調整が必要になります。
簡易手順
基本的には減った保留を埋める形。
電サポ70回までは消化が速くないので、これで十分間に合います。
ランプパターンをそこまで気にせず、あくまでも開放の平均値に合わせて打つ。
電チューが開いたら止めて1拍置いて2発打ち出しの繰り返しです。
そこそこ手順
こちらは消化が速くなってからもある程度対応可能。
左右点灯、右点灯共に2回開放ですが、頭の1回開放は捨てます。
どちらも1回目の開放と同時に2発打ち出す感じです。
釘のポイント
基本的な見るべきポイントはいつも通り。
特別変なゲージ構成にはなっていないと思うので、基本に忠実に。
ヘソの戻しが1個なので、普通入賞口は必ずチェックしましょう。
ヘソと寄りの形だけでボーダー超えてくるなら気にしないでもOKですが。
そして非常に大事なのは右の4個戻し。
ここは最低でも無調整である必要があります。
もしマイナス調整になっていれば、程度によりますがボーダーを1個以上辛くして考えないとダメですね。
釘の見方に関しては基本をまとめた記事があるので、こちらを参照してください。
まとめ
正直、漆黒が好きじゃありませんでしたから、その演出を踏襲して甘デジを出されても食指は動きません。
スペック面も最近の甘デジと比較して特筆すべきものはなし。
むしろ辛めですから尚更。
漆黒の演出が大好きな人は良いかも知れませんが、勝つためのパチンコにわざわざ選ぶ機種ではありません。
そりゃ、特別扱いで1000円30とか回れば打ちますけどね。
荒くても良いって人は、どうせ漆黒系を打つなら1/199のエクストララッシュverを打った方が良いと思いますよ。