パチンコが斜陽産業であり、根本的な部分の問題が解決されない限り復活することはない。
低め安定で残っていく可能性はあるけれど。
なんてな感じの記事、いわゆるパチンコオワコン的な記事は今までいくつも書いてきました。
ただ、今回はもっと現物的というか。
単純に2021年末~2022年の間に閉店するホールが大量に出るのでは?
と思う理由がいくつか現段階で浮かんでいる訳でして。
それに対して、ユーザーのアナタが取るべき行動はなにか?
こうした部分を中心に書いていきますので、よければお付き合いください。
パチンコ店の閉店ラッシュは現実的
これまでも、何度となくパチンコ店が閉店ラッシュを迎える。
ということがネット界隈では言われてきた気がします。
ただ、現状ではその人たちが騒いでいたほど閉店ラッシュとはなっていないのでは?
まぁ、2021年の3月は111店舗ほど閉店したらしいですから、ラッシュと言えば十分ラッシュな気もしますけど。
ともあれ、私の懸念しているパチンコ店の閉店ラッシュはこの比じゃありません。
では、そう思う理由を解説していきます。
5号機が完全に入れ替え
2021年~2022年の間に、5号機は全て入れ替えで6号機に移行する必要があります。
何度となく設置の延長などがされているので、差し迫るとどうなるかは分かりませんけど。
この中でも全国的に問題なのは
「ジャグラー足りない問題」
ですね。
現状、北電子が製造販売できるジャグラーの数と、2022年1月31日までに供給できる数が全く釣り合っていません。
ジャグラーが主力の店は少なくないでしょうから、相当な問題です。
他の機種も当然入れ替え
ジャグラーに限らず、まど2や番長3、星矢なども当然6号機と入れ替えになります。
これらの機種は看板として今でも使われている店も多いので、結構な台数です。
それを全部入れ替えるわけですから、費用は相当に必要になります。
CR機も入れ替え
スロが完全に6号機のみ。
そしてパチンコもCR機は入れ替えになります。
初代北斗無双、慶次漆黒をはじめとした機種が全て入れ替え。
多台数を抱えているホールでは相当なコストが発生します。
莫大なコストを捻出するか?
現状、全国のホールで入れ替えを行った際のコストの総額は、概算で約8,000~8,500億ぐらいと試算できます。
全国のホールが約8,000店なので、単純計算だと1店舗あたり1億の入れ替えコスト。
当然、規模の小さいホールや、すでに順繰り5号機やCR機を入れ替えて、来るべき時にシフトしているホールは別です。
ただ、今でも先述のジャグラーや無双を数十台単位で設置しているホールは、ほんの半年ぐらいの間に数億の入れ替えコストを払う可能性があります。
5号機黎明期のように、外した台の部分をベニヤにする手もあるでしょう。
これだと新台導入費用は掛かりませんからね。
しかし、稼働する機械が減るということは、必然的に売り上げが減少することにも繋がるわけでして。
これは中古の安い6号機やP機に入れ替えた場合も同じ。
結局は稼働低下=売り上げ減少です。
コロナはその実、大した問題じゃありません。
コロナが終息したところで、売り上げが戻る可能性はかなり低い。
これは他で触れているように、パチンコ業界に求心力がなくなったこと。
若者を中心として、新規ユーザーを取り込めていないことに原因があるからです。
つまり、これから売り上げのV字回復は望み薄。
であるなら、数億規模のコストを掛けてまで店を存続するのか?
存続したくても、首が回らない可能性も十分にあります。
こうした状況の中で、閉店を選択するのは経営者として至極当然な判断です。
大手は生き残るだろう
業界1、2位あたりのホールは生き残るでしょう。
それでもいくつかの閉店をすると思いますが。
一番ダメージを食らい、閉店という選択肢を取るのは地方のチェーンや個人経営で地域密着でやっている様なホール。
アナタの行きつけのホールも、閉店する可能性は十分にある。
ということ。
ちなみに、ガイアは既に首が回らなくなっているようです。
まぁ、あそこはコロナとか今回の入れ替えとか関係なく、そもそもって話。
あんまり詳しく書くと、書いちゃダメなことまで書いたり、ディスリ祭りが始まりそうなので止めとこう。
閉店ラッシュでアナタがやるべきこと
閉店してしまう店に対して、アナタができることは多くありません。
イーロン・マスクやジェフ・ベゾスみたいな金持ちなら、アナタが資金提供してその店を助けることも可能ですけど。
アナタが考えておくべきは
「貯玉の整理」
これに尽きます。
現状、貯玉が全然ないなら問題ありません。
ですが、私の様に貯玉が10万発近くある。
みたいな場合は、その店の状況をしっかりと把握し、閉店のアナウンスを逃さないことが絶対に必要です。
基本的に、閉店するホールは1ヵ月以上前にその旨を開示し、貯玉の交換を促す文言を出したりするもの。
ですが、ホールによってはこうしたアナウンスが全然されなかったり、もの凄く分かりにくい場所に掲示したりもあります。
こうした場合に貯玉の交換期日を過ぎてしまい、大損する。
なんて事態が起こらないとも限らないので、注意が必要です。
ちなみに、貯玉保証基金なるものが存在しますが、これは保証する時に「一般景品」のみ。
つまり現金には交換できないって話です。
ロクでもない商品を定価で交換させられる可能性があります。
…コイツらに関しても色々と思う所はあるけど、確証が取れてないからな。
まとめ
パチンコ店の閉店ラッシュは、これから加速していきます。
残るのは客から搾るのが上手いだけ、客のことをロクに考えていない大手ばかり。
でも、資本がある方が強いわけですから、仕方ありません。
私たちにできるのは、そうした大手に行かず、ちゃんと客のことを考えているホールに行くこと。
とりあえず、閉店ラッシュで一番気を付けるべきは貯玉関係。
これだけは必ずチェックしておいた方が良いですよ。
思わぬ損を食らう可能性がありますからね。
閉店するかもしれない店の前兆を以下の記事でまとめてみましたので、ついでに読んでくれると嬉しいです。