「パチプロってどれぐらい稼げるんだろう?」
そんな疑問を持ち、なんならパチプロにでもなってみようかしら。
と思っているかも知れない、そこのアナタに送る。
元パチプロによるスタイル(スタンス)別のパチプロ年収推測記事です。
私自身のパチプロ時代の年収は事実ですが、他の部分はあくまでも理論値というか、推測になります。
絶対の正解ではありませんが、実際にプロをやったことも無い人の記事よりは、いくらか信憑性があると思いますよ。
「収入証明出せよ」
なんてな声も聞こえてきそうですが、まぁ信じたくない人は勝手にどうぞ。
パチプロの年収っていくら?
今から20年以上前なら、攻略法もあったりしたので年収で数千万円単位も現実的でした。
梁山泊って聞いたことありません?
あの人達の様に、攻略法なんかを使って集団で稼いだ人たちは、億単位の年収を上げていた時期も。
この頃の攻略法って、今の止め打ちや捻り打ち。
スロットのゾーン狙いや天井狙いなんかとは全くの別物。
大当たりを意図的に発生させたり、連荘を無理やり発生させたり。
文字通り、本当の攻略法でした。
だから年収で数千万や億単位を稼ぐことが出来たわけです。
で、過去の話はこれぐらいにして、今のパチプロが稼げる年収。
理論的には数千万ぐらいならギリギリ可能です。
ただし、これはピン(一人)ではなく、軍団で打ち、その軍団のトップになればの話。
機械上の理論値で話をしても現実味がないので、今のホールの実際の状況を加味して考えるパチプロの年収は
・集団の打ち子だと200万前後
・集団のトップなら1~2千万前後
これぐらいが限界だと思います。
軍団に関しては良く知りませんし、群れなきゃパチンコも出来ない様なカス共に興味はないので、完全な予想です。
では、個人のパチプロの年収をもう少し掘り下げていきます。
ピンのパチプロの年収
今のパチンコだと、日当にして2万、頑張って3万ぐらいがマックスでしょう。
技術介入がバリバリ効く機種もありませんから、単純に回る台を長時間打つ以外の勝ち方はありません。
天井遊タイム狙いって手もありますが、現実的ではないです。
さて、日当で2万とすれば時給は
20,000÷12(13)=1666(1538)円
となります。
12や13は打つ時間です。
ただ、今のホールの現状を考えれば、こうした台に毎日ありつくのは難しいのが現実。
これが出来ていれば、結構なプロだと思います。
8時間労働であれば、日給が13,000円ぐらい。
これで25日働けば、月給は325,000円。
年収は3,900,000円(390万円)となります。
いわゆる平均年収ってので見れば、これは20代の男性の年収に近いですね。
まぁ、平均年収は上が飛び抜けるので、あんまり役には立ちませんけど。
標準偏差で求めた方が良いかもですが、気になればこの記事を読み終えたら
「年収 標準偏差」
「年収 中央値」
とかでググってください。
12時間労働で、25日ってのは肉体的に少々厳しい。
20代で体力があり、パチンコ大好きなら可能ですが。
なので、12時間、20日稼働で考えると、日給が約2万円。
月収が約40万円。
年収は4,800,000円(480万円)
なんやかんやで、結局は平均的な年収に落ち着く場合が多いですね。
ただ、今でも現実可能なラインで日当3万円の25日稼働だと、月収は75万円。
これだと年収は9,000,000円(900万円)。
まぁまぁな年収ですね。
代わりにこのクオリティの稼働を年間通してやると相当にくたびれますが。
頑張り次第では、今でもギリギリパチプロの年収は1千万を超える可能性があります。
私の14年間のパチプロ収支
まぁ、そんなに興味はないでしょうが、一応書いておきます。
私は15からパチンコをやっていますが、最初の2年は負けです。
当然ですね、右も左も分からない人間が勝てるはずもありませんから。
で、17ぐらいから止め打ちや捻り打ちを学び、スロットのゾーンや天井狙いを覚えました。
土日や学校が早く終わった時しか行ってませんから、年間で30~50万ぐらいの勝ちです。
一応は勝っているので、ここからパチプロと言っても良いですが、ちょっと気が引けるので次の年。
専門学校に行き始め、年齢的にもOKになった所からをプロとして考えます。
1年目:112万円
2年目:232万円
3年目:259万円
4年目:194万円
これが専門学校時代、兼業パチプロの年収です。
1年目は新天地だったので慣れていなかったことが収支の低い原因。
2~3年目は土地と学校に慣れたので多少アップ。
4年目は就活が落ち着くまでに時間を取られたので、例年より少な目。
5年目:94万円
6年目:418万円
はい、5年目は就職したのでパチプロをほぼやってません。
6年目で跳ね上がったのは、6年目の半年経過したぐらいの時期に仕事を辞めたからです。
辞めてからの半年は本気で稼働し、状況も良かったので半年で300万以上稼げていますね。
7年目:957万円
8年目:675万円
7年目はパチプロ1本の時期。
なので体バキバキになるまで稼働してました。
ツキが有ったのも事実ですが、25~6歳ぐらいで1千万弱の年収はそれなりに頑張っていると自画自賛。
8年目の中頃以降、知り合いのホールで働き始めたのでパチプロ収支は低下。
ホール店員や面接官はこの辺の時期の話。
9年目 :58万円
10年目:184万円
はい、この9年目と10年目が私の暗黒期。
9年目の前半でパニック障害を発症しちゃいました。
なので、体調の良い時に誤魔化し誤魔化しの稼働とホール勤務。
ホール勤務はシフトに穴を開ける可能性があるので辞め。
貯金を使いながら、パニック障害と向き合い、これとある程度付き合いながら出来る仕事の形を模索し始めます。
ちなみに、ホール勤務が原因でパニック障害になったわけじゃありませんので、ホールで働いてみたい人はビビらない様にしてくださいね。
11年目:263万円
12年目:248万円
ここでパチプロ収支が減っているのは、新しく始めたコンサル業(といっても田舎企業のちょいとした相談)に時間を割いていたから。
仕事もさることながら、勉強することも多かったので。
体調はある程度良くなり、色々と明るい兆しが見えて来た時期です。
13年目:237万円
14年目:269万円
パチプロとしてもガチガチに気張らず、小遣い稼ぎとブログのネタ探しを兼ねての趣味半分。
コンサルも固定のクライアントを5件だけ受け持ち、そこから固定給+歩合で。
体調はほぼ戻っていますが、無理なく稼ぐ方にシフトしました。
これに株とFXが少し乗っかってくる感じ。
大体、14年で4,200万。
なので年収にすると300万円ぐらいと超絶平凡な数値ですね。
まぁ、私がパチプロとして凡庸なのは自分が一番分かってますけど。
一番稼いだ時の稼働を毎年続けるだけの根性はありませんし。
なので、パニックやホールで働く、学校に通ったり就活したりを除いて考えても、平均で年収は400万ぐらいに落ち着いたんじゃないでしょうかね。
これからのパチプロの年収
世の中に絶対はありませんが(死ぬこと以外)、パチプロの年収はこれから九分九厘、下降していくとみて間違いありません。
スロットは6号機の性能だから勝てない。
というよりも、6号機に人気がないせいで稼働が下がりまくっているから勝ちにくい。
パチンコは釘の開け閉めに警察が以前よりうるさくなっている。
技術介入が効く、それだけで日当が取れる機種がない。
こうした理由から、パチプロの年収が下がるであろうと簡単に予想できます。
なにより、コロナを始めとした問題も含めて、パチンコ屋自体の体力がみるみる衰えていることも事実。
パチプロは以前の様に当たりを直撃する攻略法などが無い現状では、ホールのお目こぼしをさらって生きている状態です。
なので、ホールが誰一人として勝たせない。
そんな状況を作ってしまえば、どうやっても無理。
完全にゲームオーバーです。
それでもパチンコは勝てる
パチンコ・スロットは今でも勝てます。
私の年間収支にある様に、200万前後なら誰でも。
そんなにガチガチにならず、押さえるべきポイントを押さえて、自分の心を律することが出来ればね。
ですが、パチプロ専業になることは絶対におすすめしません。
これから沈んでいく船にわざわざ飛び乗るバカは居ないでしょう?
あくまでも余暇。
遊びの延長線上に勝ちを求めるぐらいのスタンス。
パチンコやスロットなんて時間の無駄。
と良く言われますが、大人が自己責任でやってるんですから個人の自由です。
ですが、他のことにも目を向けて視野を広く持てば、もっと楽しいことや刺激的なこともあると思います。
お金の使い道にしても、パチンコやスロットに使うぐらいなら株やFXで積み立てる方が良いですし。
まぁ、付き合い方は人それぞれ。
まとめ
パチプロの年収に関して、自身の経験を基に書いてきました。
・パチプロの年収はこれから下がる一方
現状ではこんな感じです。
ただ、規制が緩くなって4号機のスロット時代みたいになれば年収は上がると思います。
その可能性はかなり低いですが。
パチプロの年収を見て、どう感じるかは人それぞれ。
自由業なので、頑張り次第で年収はある程度まで上がります。
ただ、今だとリスクの方が高いです。
なので、繰り返しですがパチプロに今からなることはおすすめしません。
もう少し収入が欲しい。
今の仕事以外に、収入源があれば良いな。
そう考えている聡明で頭がまともに働くそこのアナタ。
何をするかで迷っているなら、以下の記事を参考にしてはどうでしょう?
あ、一応補足として。
私はパチプロと言いながらパチンコ、スロットどちらもやっています。
記載した年収は、どちらも併せた金額です。