パチプロの現在とこれから先のこと、末路と言うと少々暗い感じがしますが、これに関して書いていきます。
私自身、パチ・スロの両方でプロをやっていました。
ですので、厳密なパチンコだけのパチプロではありません。
パチプロの現在
地域差が大きくなっていますが、まだ独身で暮らすぐらいは余裕で稼げると思います。
現状、私はパチプロを引退しましたが、2017年も平均収支は月に20万前後はありました。
2018年になり状況は厳しくなっていますから同じ労力で20万稼げるかは微妙ですが、12~3万程度は可能です。
とは言え規制が厳しくなり、それに伴ってホールも厳しくなっていますから、明るい未来が待っているとは言い難いですね。
ホールの二極化も進み、加えてネットですぐに情報が拡散してしまいますから、良い状況のホールにはあっという間に同じ穴の狢、スロプロが押し寄せてきます。
ブルーオーシャンがあっという間にレッドオーシャンです。
並びがキツイとその時間も長くなりますし、集団でやられると私なんかはお手上げです。
パチプロ・スロプロなんて外れ者は「常にピンで行動する」ってのが私の矜持なので。
総じて現在のパチプロは厳しい状況にあると言えるでしょう。
トップクラスでも、月に5~60万程度ではないでしょうか。
額面だけ見ればそこそこですが、これだけ稼ごうとすれば1日の労働時間が平均15時間ぐらいになります。
打つ時間や並び、下見に予測、データの整理なんかをしないといけませんからね。
移動も多いですし、スカなこともあります。
25日稼働で、1日15時間。
時給にすると1,300円前後です。
これを良いと取るか、悪いと取るかは人それぞれです。
現状の仕事と比べた場合にどうか?ですからね。
好きな事を仕事に出来るのでそこは良いかも知れませんが、それで食うとなると趣味でやるのとはガラッと趣が変わります。
パチプロの現在は、食えるけど楽ではない。
年々、稼げる金額と労力のバランスが合わなくなっているので、今からパチプロになる。
なんてのは絶対にオススメしません。
パチプロの末路
一口にパチプロと言っても、それをしている人の人間性は様々です。
なぜパチプロになったのかも、それぞれの事情があります。
私は、(少し働いてみて)会社員に全く魅力を感じなかったこと。
同年代の普通のサラリーマンの平均給与よりも稼げるし、嫌いな事ではないし、誰に何も強制されないというのが非常に魅力的で、自分でパチプロの道を選びました。
しかし、パチプロはやっても10年ぐらい。
と最初から計画も立てていました。
30代になってくると、月の稼ぎがサラリーマンのそれと同等になってきますし、パチプロにはボーナスもなければ保証もありませんから、リスクの方が高くなると思っていたからです。
なので、30を機にパチプロ(専業)を辞めて、物書きやコンサル、株のトレードなどで食えるように準備をしていました。
その甲斐もあり、現状パチプロ専業を辞めることが出来ています。
スロプロ、パチプロの中にはこうした人間も少なくありません。
計画的にパチプロをやっていた、やっている人ですね。
なにより、スロプロやパチプロとして本当にそれ1本で生計を立てられる人間は、自律している場合がほとんど。
ですから、他の何かに鞍替えしようとしても、比較的容易なのです。
ただ、誰しもがそうでないことも事実。
むしろ、今でもスロプロやパチプロ専業をしている人達は、楽をしたいからと享楽的な考えで盲目的にスロプロやパチプロになっている人達でしょう。
こうした人達は自律が出来ていない場合がほとんどですから、末路は暗く厳しいものになります。
現在スロプロやパチプロの人の末路が暗い理由
これは改めて言うほどのことでもないですが。
とりあえず、カジノ法案関連の影響もありパチンコ業界の風当たりは強くなっています。
今までであれば、世論がどうであれ「数の力」でどうにか出来ていた部分もありますが、遊技人口自体もどんどん減っていますし、それに伴って市場規模も縮小しています。
つまり、力が弱くなっているのです。
そうなると70年近くうやむやでやってきた「換金問題」「三店方式の是正」などに言及するでしょう。
最悪の場合、「換金自体不可能」となります。
以下のリンクでは換金の仕組みや三店方式が出来た経緯など、普通ではあまり知らないであろう、ちょっとディープな話を書いています、
換金行為が不可能になればスロプロやパチプロは終了です。
遊技人口も更に減少して、業界は潰れるでしょう。
現状、政財界含めてパチンコ業界を取り巻くパワーバランスを正確に把握していないので、あくまでも予想の範疇を出ませんが。
スロプロやパチプロは、ホールの思惑やメーカー、業界(警察や政治家など)の胸先三寸で明日から失業してしまうのです。
しかも通常の仕事とは違い、一切の抗議も保証もないままに。
収入の減少は明白。
労力と収入のバランスが合わない。
老人はこの世界からサヨナラ、若い人たちはネットの影響もありそもそもパチンコやスロットをしなくなっているし、少子化もある。
鶴の一声で全てが終わる。
リスクの方が大きすぎる、不安材料しか現状では見つけることができません。
カジノにパチンコやスロットが置かれる可能性は高いですが、それでプロとして食っていくことは、ほぼ100%不可能。
カジノにおいては、出玉制御が合法ですからこちらがトータル的に勝つことはかなり難しいです。ポーカーなどで超人的な能力を持っている人は別ですがね。
パチプロが悲惨な末路を避けるには
正直、なにも考えずに享楽的にパチプロになった人は厳しい面が多いと思います。
自分で選んだ道ですから、それはそれでザマアミロなんですが。
ただ、それではあまりに忍びないとも思いますから、私のやったことを書いてみます。
よければ参考程度にしてください。
メディアをつくる
文章を書くことが苦ではないなら、ブログをやってみる。
ネット上に顔を晒すことが平気なら、YouTubeやニコ生などに挑戦してみる。
恐らくは箸にも棒にも掛からない感じで終わるでしょう。
しかし、これらの最大の利点は「リスクが極めて小さい」ことです。
独自ドメインとサーバーを使ってブログを運営しても、年間で1万ちょいしか掛かりません。
動画などの場合は、基本的には無料です。
それなのに一発当たってしまえば、スロプロやパチプロなんて馬鹿らしくなるほど稼げる可能性も0ではありません。
失敗した、飽きたから辞めるとしても、リスクはほぼ0ですから非常に気楽です。
起業してみる
私の場合は心理学が得意ですから、それとビジネスを組み合わせた「心理学マーケティング」でコンサルをしています。
これもそうですが、売っているのは私の知識と経験なので、リスクが0です。
起業すると言って、店を出したり高い家賃の箱もの借りたりする愚行はしないように注意してください。
メディアをつくるにしても同じですが、「自分の得意なこと」で「リスクの小さい事」をやってください。
株やFXをやってみる
享楽的にスロプロやパチプロをしている場合は、これが一番オススメかも知れませんね。
他の2つに比べてリスクは高いですが、そこは自律をしっかりと行えば問題ありません。
むしろ、きちんとスロプロやパチプロで食えている人は、案外成功する可能性も高いです。
なぜなら、基本的な「勝負事で勝つ」という仕組みが一緒だからです。
さらに、株やFXは胴元がいないので、誰かが絶対的に強く、儲かるわけではないのです。
当然、資金が多かったり、仲介している業者が強いというのはありますが、それでもパチンコやスロット、公営ギャンブルに比べればはるかにマシです。
しっかりと勉強して、少額(2~30万程度)で始めて見る事をオススメします。
株やFXに関することは姉妹サイトで紹介しているので、こちらも参考にしてください。
バイトしてみる
パチンコ・パチスロが好きなら、いっそのことパチ屋でバイトしてみるのも手です。
基本的な知識や動き、仕事の流れなどが分かっているでしょうから、仕事も結構スグに覚えることが出来ます。
時給も1,200~1,500円程度ですから、先述の通りそれなりのパチプロ・スロプロと大差ありません。
就職口があるならそっちを優先すべきでしょうが、そうしたものが無いのであればパチ屋のバイトはアリだと思います。
40代を超えると少々厳しいですが、20~30代ならそこから正社員も普通にあります。
パチプロ・スロプロなんてやっていたのでは、履歴書は空欄まみれ。
特に先を考えていなかったなら、資格などもないでしょう。
そんな人はなかなか普通の企業には就職するのは難しいです。
パチプロ・スロプロをとっとと辞めて、パチ屋でバイトしながら空いた時間を使って紹介したような「自分で稼ぐ」方法を模索、構築していくのは良いやり方です。
まとめ
現在はまだスロプロやパチプロで食えます。
ただ、それが3年後となれば一気に暗雲立ち込めることに。
スロプロやパチプロは続ければ続けるほど、履歴書が空白だらけになり打てる手が少なくなり、行き詰まです。
履歴書を気にするような現代社会においては、上記の3つのような「自分が事業主になる」という選択をする方が現実的でしょう。
あまり楽観的に考えられる状況にないことは確かと言えます。
まずは副業として、今の状態を維持しながら新しいことに挑戦するのが賢明です。
先に紹介したものを含めて、おすすめの副業を厳選して以下の記事で紹介しています。
パチプロを続けるにしろ、辞めるにしろ、月に5万円収入が増えれば、単純に生活レベルが少し変わって嬉しいのでは?